株式会社セラヴィリゾート泉郷 
代表取締役社長 小西 滋

滋賀県生まれ。大学卒業後、大手外食産業会社に入社。その後、老舗化粧品問屋会社に入社し、輸入香水を担当。のちに化粧品・雑貨の販売問屋の設立に参画。
不動産会社を経て、2001年に現在の株式会社セラヴィリゾート泉郷の前身であるセラヴィリゾート株式会社に参画。
2016年8月に代表取締役社長に就任。

早速ではありますが、小西社長が旅行業界にたずさわるようになったのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

セラヴィリゾート泉郷に参画したのはご縁だったのですが、私自身、プライベートでもリゾート地を訪れることが多く、そのことがきかっけとなっています。
子供が2人おり、山中湖に家族で旅行に出かけた際に目の前の富士山を見て、こんな間近で富士山を見ることがなかったので、その景色にとても感動したことを覚えています。
今では、私の子供も孫も一緒にホテルをまわり、親子三代で旅行をしていますが、こんなにも素晴らしい景色と旅をお客様にも届けたいという想いで、リゾート事業への想いが強くなりました。

お客様からは、どのような点から貴社を選んでいただけていると思われますか?

鳥羽、浜名湖、高山など人気のリゾート地にあること、またコストパフォーマンスがよく、食事が美味しいことだと考えています。
会員様を大事にしていますので、コストパフォーマンスが良いホテルを目指していますし、「セラヴィリゾート泉郷の会員で良かった」というブランディングを強化しています。
また、「わんわんパライダイス」という愛犬と泊まれるホテルを提供しています。昔は、愛犬をお留守番させることも多かったと思いますが、犬も家族だと思いますので、愛犬と泊まれるホテルを一等地に設け、今では大変人気を博しています。

経営に携わるようになり、苦労されたことはありますか?

苦労したことは、全社を通して「お客様第一」の思いになるということが難しいと感じたことですね。50年同じビジネスモデルで事業を行っていると淘汰されてしまいますが、絶えず変化させていかなければならない中で、古いビジネスモデルを変化させるために今まさに改革をしているところです。
私自身の座右の銘は「北風と太陽」なのですが、モノを提供するのではなく人に尽くすことだと思っていますし、すべての目線が綺麗ごとではなくお客様第一で考えていますので、これでもかという程に、おもてなしをしています。

それらのために、何か取り組んでいることはありますか?

全社を通して社員を大切にすることが第一だと思っています。
社員を大切にしないと、社員はお客様を大切にしないと思いますし、社員が喜ばないとお客様も喜ばないと考えています。
また、女性が心地よく働ける環境づくりを推進しています。

従業員様のことを大切にされていると思いますが、今後どのような方と一緒に働いていきたいですか?

明るく元気で優しい方ですね。また、自分がリーダーになって会社や事業を引っ張っていきたいという志が高い方ですね。やる気がある方は大歓迎です。
実際に、2018年4月に新しくオープンした、「Wan’s Resort」も未経験でも支配人になりたい!という方を登用し、チャレンジする環境を与えています。

今後、目指されていることはありますか?

成長ドライバーとして、2つのことを目標としています。
1つ目は、5年の間に「Wan’s Resort」を7店舗出すことです。「わんわんパラダイス」と合わせて20店舗を目指し、愛犬と泊まれるリゾートクラブのリードカンパニーになりたいと考えています。そうすることで、ホテル、コテージ、コンドミニアムなど多様性のあるリゾートクラブをつくっていきます。
2つ目は、お客様のロイヤリティを上げることです。会員様に支持されながらも、安全安心に宿泊できる場所を国内につくり、「セラヴィリゾート泉郷だったら安心」と思ってもらえるような場所を提供していきたいと思っています。

それらを実現していくために、取り組まれていることはありますか?

会員様であれば、お得な価格での宿泊やイベントがあること、会員様同士で仲間やコミュニティをつくられている方も多いです。
今後60歳以上の方が増えていく中で、セカンドライフがバラ色になり、人生を楽しんでもらいたいと思っていますので、ステータスを売るのではなく、セカンドライフのサポートやケアをすることを心がけています。
従業員にも、リゾートクラブであれば「ファンを持ちなさい、常連様をつくれるホテルにしなさい」と伝えています。
お客様に愛されるのではなく、お客様を徹底的に愛していきたいと思っています。すべては、お客様に充実した人生を送っていただくためであり、時を経てもお客様も人生をも貢献できるホテルをつくっていきたいです。

「株式会社セラヴィリゾート泉郷」を詳しく知りたい方はこちら
https://www.izumigo.co.jp/company/