株式会社絶好調
代表取締役 吉田 将紀

茨城県生まれ。日本体育大学を卒業後、飲食業に興味を持ち、株式会社ダイナックに入社。ダイニングバーの店長を経て、その後、株式会社てっぺんの創業メンバーとして、店長、総店長を務める。
2007年に株式会社絶好調を設立し、飲食事業「絶好調てっぺん」として新宿に独立開業。2009年に教育事業として「楽読スクール」を新宿に開校。2013年に介護事業「デイサービスありがたい」を開設。2015年には、保育事業「ゆめのいろ保育園」を開園。
飲食事業を中心とし、人間力の強みを活かして多数の事業を展開。

吉田社長は、もともと飲食業での独立をすることを考えていたのでしょうか?

そうですね、小学校の頃から「サラリーマンではなく、社長になる」と口にしていましたし、20歳の時には自分の部屋に「自分のお店を持つ」と掲げていました。
大学時代には、飲食店でアルバイトをしており「君がいるならまた来るよ」と言われることがとても嬉しくて、店主と従業員が仕事を通して関われる関係が素敵だなと感じていました。
もともと、体育教師を目指していたのですが、学校教育では授業や部活の中でしか関わることができないのに比べ、飲食店では仕事を通じてより深いコミュニケーションをとることができ、人として大きく成長させること出来るので、飲食の道を選びました。また、飲食店は様々な感動的なシーンをつくることができる素晴らしい場所であると思っています。

店舗づくりで、こだわっていることはありますか?

料理やサービス、内装、コンセプトなど、どれも物凄くこだわりますが、特に人材育成にこだわっています。人が良いサービスや美味しい料理をつくりますので、人の魅力を活かした店舗づくりをしています。全店舗がオープンキッチンの作りになっており、臨場感を見せることができ、自分でつくった料理をそのまま提供することなど、食を通じて幸せの空間を共有することができます。
また、食材へのこだわりにも力を入れており、酒蔵やワイナリー、農家、漁港、生肉工場など現地に赴いて見学して生産者と触れ合うことで、誰か知らない人のものを使うのではなく、生産者が見えるものを提供しています。そうすることで、愛情が湧き、強いつながりを実感できるから、美味しい商品が生まれてきます。

人に特化した経営をされているのですね。飲食以外にも別の事業を展開していると思いますが、「人間力」が活かされているのでしょうか?

そうですね。人間力が特に必要となる業種に挑戦したかったということが一番ですね。
教育、介護、保育事業を展開していますが、飲食同様に様々な教育をしていますので、人間力が高いスタッフが運営しますので、業績も非常に良く、いいクオリティとなっています。
また、定期的に社員全員と「経営方針書」の読み合わせをしていますので、全員が同じベクトルを向いています。

今後より一層、展開していくために、どのような方と働いていきたいですか?

個性豊かな方々と一緒に働いていきたいですね。一流の料理人、接客がとにかく大好きな方、販促が得意で裏方が好きな方、海外で働きたい人など。
複数の業種を展開していますので、今後は子会社化も考えています。
もともとスキルを持っていなくとも、当社で勉強して身につけてくれればいいと思っています。ソムリエの資格保持者を雇うよりも、当社にいる人材からソムリエを取得してワインを強化する、というようなスタンスでやることが好きです。

実際に、独立をする方などもいるのでしょうか?

はい、すでに7名が独立し、全員繁盛店を作っています。そして定期的に会って、交流しています。独立したい人にもどんどんチャンスを与えており、成長意欲が高いスタッフには、初期の段階から一緒に店作りに関わらせています。例えば、ピッツェリアを出店希望する社員がいたので、本場のナポリやローマの視察に連れて行ったりしています。

今後、目指していることは、どのようなことになりますか?

目標としては、新宿を中心にしつつ、23区内に広げ、海外にも出店することです。まずは新宿でNo.1の飲食企業を目指し、50店舗展開していきたいと思っています。
新宿は飲食店の数が世界一ですので、「新宿だったら『絶好調の店鋪』が良い」という状態になりたいと思っています。
また、100年以上続く企業にすることが私の役割だと思っています。そのために物件選定や人材採用にはより一層力を入れていきたいと思っています。

最後に、一言いただけますか。

独立する人には、理想に向かって努力することをお勧めします。
独立することはある意味簡単であり、スタートでしかないと思っています。お金があれば誰でも独立開業はできるので。でも、繁盛店をつくることは難しいですし、繁盛し続けることはさらに難しいのです。だから10年以上繁盛し続ける店をつくるにはどうすればいいだろう?という発想で、腕や資格を身につけ、その目線で独立して欲しいと思っています。

「株式会社絶好調」を詳しく知りたい方はこちら
http://www.z-no1.jp/