株式会社ナウい
代表取締役社長 桑山 裕史

大学卒業後、大手通信販売会社株式会社ベルーナに入社。
営業部門にて新人から売上トップの座を獲得し続け、最年少で支店長・営業部長・企画部長を歴任。
2009年に株式会社ナウいを創業。

桑山社長は、もともと起業することは考えられていたのでしょうか?

はい、学生の頃から起業をしたいと考えていたのですが、そのためのミッションや事業などはその頃はビジネスモデルが明確になっていなかったので、まずは30代で起業することを決め、スキルを鍛えるために株式会社ベルーナに就職しました。勢いのある会社で若手でもどんどん抜擢していくような会社でしたので、早い段階で様々な経験と学びができるのではないかと思ったのです。
入社後には通販企画部門への配属の話があったのですが、組織作りをして泥臭く営業していきたいと思っていましたので、そのお話はお断りをし、営業部門への配属を希望しました。
私は初年度で売上一位を取らせていただき、全国でも達成率一位を獲得し、エリア支店長を経て年々昇格していきました。
その後、本社の経営企画部門でM&Aなどアライアンスを任せていただいたのですが、方向性の違いを感じ、もっと顧客ロイヤリティをあげる仕事をしたいと思ったこと、またこれまでの営業をする中でシニア層へのアプローチに可能性を感じていたこともあり、独立を決めました。

シニア層向けに、どのような事業展開を考え起業に至ったのでしょうか?

今後、シニア層が活躍できる場所をつくる必要があり、その方々の預貯金を動かしていくことに可能性を感じたのです。
これまで、60歳以上のシニア層10万人以上にあってきましたが、なかには死にたいと思っている方もいる中で、そのような方たちが元気なうちに、これまでの経験を活かして社会に貢献して欲しい、若い人たちと接することでアンチエイジングにもなるのではないかと考えたのです。
世の中に介護事業はありますが、アクティブシニア向けのサービスは少ないと思っていたので、それらをサービスとして事業展開していこうと考えました。

これまでの経営において、苦労されたことはありますか?

シニア層向けに「チューリップ倶楽部」というコミュニティを形成し、我々が代わりに本を読んであげたり、家事の支援などサポートをしていました。
賛同してくださる方もいましたし関係性も築けていましたが、資金が必要なビジネスであるにも関わらず、外部から資金を調達することを考えていなかったので、自己資金で運営していました。キャッシュがもたなくなり、預金残高も0に近い状態になってしまいました。
0から1を創る難しさは頭では分かっていたものの、前職では0から1にするリソースがあった上での成功ができていたことを誤解していて、自分自身で何もない状態から成果をあげる難しさを実感しましたね。
そのことを踏まえ、自身の強みを棚卸しして、もっと泥臭く営業することで販売を強化していきました。取引先を構築し、1件1件訪問をすることで、3ヶ月で700万円程の売上をつくり、一時的にリセットできました。

貴社の強みは、シニア層のニーズに応えたサービス提供となるのでしょうか?

そうですね。当社は、シニア層との接点からシェアハウスを運営しています。
チューリップ倶楽部のシニアの方からお話を伺うと、不動産のオーナーになっているが、管理は他に任せていて固定資産税ばかり取られているという方もいました。それであれば、そのシニアの方が保有している不動産を活かせないかと考えました。
住宅としての活用を考えた時に、シングルマザーの団体からお声かけをいただくことがありました。シニアの方が住む不動産にシングルマザーの方々に入居してもらうことで、元気な単身シニアの独居の方とシングルマザーの助け合い型シェアハウスをつくりました。
また、シニアの方々も相手が欲しいという方もいますので、結婚相談事業も行っています。最初はシニア層向けでしたが、自分の息子や娘の結婚相手を探して欲しいという要望もいただくようになり、今では幅広い世代の相談もお受けするようになりました。

そのようなお客様に喜んでいただくために、工夫していることはありますか?

我々は、お客様と接触している時間ではなく、頻度を大事にしていますので、待つのではなくこちらから定期的にアプローチをし、電話や直筆でのお手紙を書いてお渡しすることを心がけています。
一度お客様になっていただいたら、生涯お客様だと思っています。結婚相談所は、複数の公的証明書を提出したり、成婚するまでにも様々なドラマがあり、ライフスタイルが変わる程のイベントですが、そこで終わりではなくその後もお付き合いをしていくことで、生涯のお客様として関係を築きサポートしていきたいと考えています。

今後、目指していることはありますか?

今後、美容関連の店舗展開や少人数小型サロンの展開を考えていますが、経験ノウハウを活かして関連ビジネスをどんどん展開してきたいですね。
我々は、社会問題を解決していきたいと考えていますので、単身者の結婚や子育て、住居問題を解決することで、「無縁社会を解決」したいと思っています。
そのために、新しいことにも新しい発想で楽しんで取り組める方や、素直な方と一緒に働きたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

起業は責任もリスクもありますが、縛られることはないですし、自分自身で納得できるものだと思います。会社員だと納得できなくても取り組まなければならないことも多いと思いますが、ベンチャー企業はそのスピードが早いですし、自分で行動できる人なら独立した方がいいと思っています。
実現のために行動することが一番大事だと思いますので、頑張って欲しいと思います。

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http://www.now-e.co.jp/