株式会社アウローラ
代表取締役 古瀬 一臣

2003年に株式会社インテリジェンス(現 パーソルキャリア株式会社)に入社。
その後、2007年に株式会社アウローラを設立。

早速ではありますが、どのような経緯で創業に至ったのでしょうか。

私は学生の頃から事業意欲がありましたので、早めに社会に出たいと思い大学を中退し、アルバイトとしてインテリジェンスに入社しました。
学生時代にはお金を稼ぐということは「時間×お金」と捉えていましたが、社会に出てからは、自分が頑張れば頑張る程、それが評価につながりインセンティブがもらえるという環境がありました。そのため、当時は気合いを入れてひたすら行動をしていく組織の中で、私はその環境が面白く個人的に追及していきました。
PDCAをまわして顧客の利益最大化をはかり、営業売上優秀賞という評価ももらい、これなら自分自身で事業を起こしても儲かるのではないかと思い、23歳の時に独立しました。
人材の広告事業でなくても良かったのですが、営業が強かったので、得意なことで勝負をしてきました。

独立されてからこれまでに苦労されたことはありますか?

リーマン・ショックの時は、給料を抑えたり自宅も解約してオフィスに寝泊まりするくらい厳しかったですね。でも、いい意味で今が一番の危機にあるかもしれません。
10期目で会社の方針転換を行い、200名程いた社員が100名以下になりました。売上もこれまで200%成長できましたが横ばいになりましたし、離れていく人も多かったです。
ただ、方針転換をした際に、働き方を見直し、新しい組織をつくるということを始めたのです。

どのようなことをされたのでしょうか?

人材業界だと同じ業界内で人脈をつくる傾向にありますが、外に出てみると、いかに狭い業界にいて、そこで誇っていたかを痛感させられ、業界外の人たちと話をすることで様々な知見を得ることができました。
そのため、「社会貢献の課題を解決すること」「働く社員が幸せな会社にする」ということを掲げ、再スタートすることにしたのです。

これまで成長し続けてこられたのは、どのような点に強みがあるのでしょうか?

決断の強さと速さにあると考えています。
第二創業期をうたっている会社において、発信していることと現実が伴っていないこともあるかと思いますが、私自身がオーナーシップとなって経営してきた会社を、パブリックな会社にするために、理念に基づいた会社にするよう浸透を進めています。
また「女の子の世界を変える」をビジョンとして、『RUN-WAY』というファーストキャリアを迎える女性に特化した人材紹介が主力事業です。ここまで未経験女性の採用支援に振り切っている会社はないと考えています。
そのためか「これまでどこの会社も相手にしてくれなかったが、仕事に就けたのも御社のおかげ」と言って下さる方も多く、たくさんのユーザーをハッピーにするということを掲げていますので嬉しいですね。

これらのことを活かし、今後どのようなことを目指されているのでしょうか?

まずは特に地方で困っている方も多いと思いますので、この『RUN-WAY』を全国的に展開していき、ゆくゆくはママさんの就業支援を拡げていきたいですね。ですから、働く上で課題となる出産・育児をサポートするために保育園事業を行うことで、働くことを諦める必要がなく、両立できるようにしていきたいです。
また、働く場所がないことや能力が伴っていないという課題もあると思いますので、ユーザー向けに学びの場を提供し、教育事業なども行っていきたいと考えています。
これらの女性にフォーカスした事業で、世界に良い影響をあたえられる会社にしてきたいです。手前10年は利益確保をしてきましたので、この先10年は投資をする時代になると思います。
ミッションを策定し、それに紐付いた事業を行い、その事業がつながる組織にすること。そうすることで世界中の女性からアウローラのサービスがあって良かった、と思って欲しいですね。

それらのことを実現するために、どのような方と働いていきたいですか?

『おしゃれで優秀な人』ですね。「おしゃれ」というのはファッションとかではなく、周りの人に素敵だと思ってもらえることを定義しています。
自己満足とかではなく、周りをみて発言や考え方、仕事のスタンスなどを気にかけられる人ですね。そうすることで常に挑戦しイノベーションが生まれると考えています。
また、各個人の多様な働き方を容認するような会社を目指していますので、自由でフラットな社風での制限をつけないようにしています。たとえば、月間160時間勤務、コアタイムなしのフレックス制をとっています。仕事もプライベートも両立し、人生が輝いている人が集まる組織にしていきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

やりたいことがあれば、絶対にやった方がいいと思っています。
私も独立当初はいろんな人に止められましたが、自分がやりたかったことでしたのでどんなに苦しい時も耐えることができましたし、周りにも感謝ができました。
人生一度きりですので、成功しそうだからやるのではなく、やりたいと思ったらチャレンジすることをお勧めします。

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