テレワーク・テクノロジーズ株式会社
代表取締役 荒木 賢二郎

1980年11月28日生まれ。長崎県出身。22歳大学卒業と同時に起業、Webデザイン会社、飲食店運営会社、アプリ開発会社、IoT電球開発会社、デジタルガジェットリペア会社、飲食店DX支援会社、メディア運営会社、などを創業/共同創業し複数のEXITを経験。
東京農工大学工学部卒業、早稲田大学MBA修了(Top10%表彰)。2020年2月テレワーク用の個室を法人向けに提供するテレワーク・テクノロジーズ株式会社を創業(現職)

この事業を始めたきっかけを教えてください

この事業は、私が「通勤」というものに対して疑問を持った事から始まりました。実は1つ前の会社でも、スペースシェアリング事業をしていまして、飲食店の営業時間外にキッチンスペースを貸したい人と借りたい人をマッチングするサービスを行っていました。
その頃に、他業種にも展開できないかと考えた末、キッチンのシェアではなくワークスペースのシェアを行うことで町中で働けるようになれば「通勤」が減らせるのでは無いかと考えました。

この事業で解決したい課題を教えてください

最も解決したい課題でいうと、法人のオフィス分散を担当している総務部などの課題でしょうか。例えば、鹿児島と浜松と札幌にオフィスが4席ずつほしいとなれば大変ですよね。
私達は、大手ホテルさんとの取引があり、全国に提携先があるのでそういった課題を解決できます。総務部のオフィス分散に関する課題を解決することで、社員さんがどこでも働けるような社会を目指しています。

今まで苦労してきたことはありますか

開発資金の確保でしょうか。他にも、出だしの頃は事業領域を決めるのに苦労しました。元々は、個人向けに電源、Wi-Fi付きスペースをマッチングするアプリを1年くらいやっていました。
ですが個人がワークスペースに支払う予算が小さいことをが分かり、あ・・・未来ないなと(笑)また、色々なサービスを作ってはピポットしての繰り返しでしたが、ようやく今の法人向け事業にたどり着きました。

今後の展開について教えてください

企業向けに、オフィス分散するうえでの課題解決を軸としていきたいと思っています。具体的な課題については、時代や企業の規模、業種によって変わってきます。なので、私達が今後どうしていくかというよりは、顧客が抱える課題によって決まることだと思っています。
だからこそ、この先をどう進んでいくかは、僕にも分からないですね(笑)大切なのは、自分がやりたい方向に向かうのではなく何が課題になっていくかを見極め、相手の課題を解決していくことだと思っています。

最後に若手経営者へメッセージをお願いします

ちゃんと予算がある仕事をしたほうがいいですね。結局、どれだけ頑張っても課題解決が出来ないとお金はもらえないので。例えば、個人の家計簿や企業のPLから、ターゲットの人達が先月、その課題解決にいくら使ったか調べてみる。その結果、あまり使われていなかったのであれば、その事業はやらない方が良いですね。これまで、解決するためにお金が使われていないのですから。逆に、先月、あるいは昨年ちゃんと課題解決にお金が使われていた(=予算がある)仕事をすれば、経営者の能力次第ではどこまでも拡大すると思います。
実際、その見極めが難しいところではあるのですが。やりたいことをがむしゃらに取り組むのではなく、人がお金を払ってでも解決したい社会問題の解決に取り組んでほしいですね。

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https://telewor.com/corporate/