会計事務所タクシス
税理士・経営コンサルタント 伊藤 篤史

愛知県生まれ。大学卒業後、SIerに就職。
その後、会計業界に転職後、事業会社の財務経理部門、会計事務所勤務を経験し、2017年に税理士試験に合格。
2018年に税理士登録、会計事務所タクシスを開業。

早速ではありますが、税理士を目指したきっかけを教えてください。

父親が経営者で自宅の隣で事業を行っているのを身近でみていましたので、昔から経営に関わる仕事がしたいと思っていました。
自分が経営をするのではなく、経営をサポートする立場でありたいと思っていましたので、家業を継ぐのではなく、大学卒業後はシステム関連の会社に就職しました。当時、IT業界が盛り上がっていた時期でしたので、ITの側面から経営を支援していくことに魅力を感じていました。
その会社で簿記の勉強をする機会があり、会計に関わる機会が多くなってから簿記2級を取得したことによって、財務分析システムにもたずさわるようになりました。
この会計分野において、これを仕事にするのは面白いのではないかと思い、そういった職業を調べた時に出会ったのが税理士でした。

それから事務所での勤務を経て、独立に至ったのですね。

そうですね。どこかに属することも一つですが、自分自身が実現したいこともできないと思いましたし、開業というものを自分自身で経験することで、経営者であるお客様と同じ目線に立ち理解できることもあると考えました。
また、起業をするにもどこかの会社に属することを手放したり、投資をすることでのリスクがある中で、決意が必要だと思っています。そういった経営者の悩みや課題に対して、サポートをしていきたいと思ったのです。

開業するまでに、苦労されたことはありますか?

準備には相当のお金と時間をかけましたね。
ただ、そのためにもお客様を増やしていかなければならないので、様々な方に会いにいき、私のことや当事務所を知っていただくためにも、提供内容や強みが分かるようにご案内書やパンフレットをつくりお渡ししています。

貴事務所の特徴や強みとなるところは、どのような点にあるのでしょうか?

ITの知見があるというところは、強みとなっていると思います。システムエンジニアとしてシステム開発や導入に従事していたことがありますので、ITにまつわる基本的なことの知見はありますし、税理士や会計士でそこに強い方は少ないのではないかと思っています。
経営とITは切っても切り離せない関係となると思いますので、当事務所でもクラウド会計の導入や使い方の支援などもさせていただいております。
また、融資や資金調達も得意としています。経営において資金の問題は大きく占めていると思いますし、金融機関との連携も必要となりますので、事業計画書の作成から融資・資金調達支援まで行っております。
税務業務だけではなく、経営者の困っていることを解決したいと思っていますので、税理士はサービス業・課題解決業だと考えております。

今後、目指していることはありますか?

当事務所を大きくするというよりも、数字に強いということを活かし、お客様となっていただく会社自身を強くしていきたいです。
数字に強くなることは経営の感覚も身につきますし、事業を成功させていく上では必要なことだと思います。あらゆることを税理士にお願いするだけでは経営に弱くなってしまうこともあるかと思いますので、数字に強くなり、成功して欲しいと考えています。
そのため、単純に税金のことを知っているだけではなく、「良き相談相手」でありたいですね。

これらのことを実現していくために、今後取り組んでいきたいことなどありますか?

税理士になった以上、税金も経営の勉強もこれからより一層必要になりますし、世の中の情報を取り入れながらも学ぶ姿勢は絶やさずやっていきたいです。
経営のアドバイスをする以上、お客様から悩みを教えてもらいたいので、アドバイスをするだけではなく、どのようなことに困っているかなどこちらからも質問を投げかけるなど、コミュニケーションには意識していきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

独立開業は簡単なことではないですが、自分自身で意思決定できることは最大のメリットだと思っています。
また、お客様からお金をいただいている以上は、お金以上の価値を提供していくべきだと考えていますし、お客様目線をもって提供していきたいですね。
会社という組織に対して、外部から深く入り込んでアドバイスできる人は税理士しかいないと思いますので、存在意義を意識しながら頑張って欲しいと思います。

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http://t-axis-zeiri.com/