ながもり労務経営デザインオフィス
社会保険労務士 永森 延和

香川県生まれ。慶應義塾大学卒業後、大手製紙メーカーを経て、東京海上日動火災保険株式会社に23年勤務。
その後、2014年に社会保険労務士開業。2016年に事務所を開設。

早速ではありますが、社労士を目指したきっかけを教えてください。

私は、前職が保険会社でしたので税理士の方とのお付き合いも多く、何人かの税理士から社会保険労務士の資格を持つ人の需要が多いことを聞いていたことがきっかけです。
保険会社時代には、労災保険の上乗せ補償を提案する中で保険会社が労災の説明をしても信頼度が低く、一方で営業先では受付で断られることが多く、もう一つ武器が欲しいと考え資格取得を目指しました。
定年のタイミングで退職したのですが、当初から独立しようと思っていたわけではなかったですが、ここ30年以上は営業畑にいましたので、独立してもできるのではないかと思い、開設しました。

独立後に苦労されたことはありますか?

楽観的なので苦労と思ったことはないですが、大手企業だとスピードを求められていましたが、独立してからはお客様の方がマイペースな時があり、予想外に処理が遅れることなどはありますね。
税理士の切り替えはそこまでないと思いますが、社会保険労務士は切り替えされることがある中で、常に新しい提案をし続けなければならないと思っています。

支援するにあたり、工夫していることはありますか?

一番は、とにかく会うことを心がけています。
「コミュニケーション」が何かと考えた時に、自ら声かけをしないと発展していかないと思いますし、会う度にお客様とのテーマがあり、雑談の中でヒントが生まれることもあるからです。
意識していることとしては、経営者の相談相手ではありますが、一方で経営者の想いを咀嚼して従業員のサポートをすることも必要となりますので、基本的には会社全体のことを考えて接するようにしています。
お客様が大きくならないと自分たちも大きくなっていかないと思いますので、常にギブの精神でいます。

今後、目指していることはありますか?

特にどの企業も会社を発展させたいと思っているはずなので、評価制度やモチベーションアップなど、私自身が会社員時代で経験してきたことを示し、お客様である企業の社員の定着化をはかっていきたいです。
その上で、「人のことを大切にする会社」になって欲しいと思っています。メンタルが弱い人などもいますが、直属の上司が把握していないケースや結果倒れてしまうということもありますので、そのためにキャリアコンサルタントとしてもその制度を提供していきたいです。

それらの実現のために、どのような人と一緒に働いていきたいですか?

事務の方が欲しいですが、事務だからといって電話番とかをしてほしい訳ではなく、お客様のために常に意識して働いてほしいですね。
「仕事」と「作業」は異なりますので、それを仕事と思える人やベクトルが同じで私の想いとぶれない人と一緒に働いていきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

昔、「みんながハッピーにならなければ」と言っていた上司がいたのですが、まずは自分よりもお客様がハッピーにならないといけないと思いますし、そうすることでおのずと仕事が増えていくのだと考えています。
顧問契約の中でも、常に何ができるかを考えることが重要で、それが結果的に自分の付加価値をあげることにつながっていくのだと思います。

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