福留聡国際会計アドバイザリー株式会社
代表取締役 福留 聡

広島県生まれ。慶応義塾大学卒業。
2002年監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入社。
2007年あずさ監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入社。
2010年公認会計士税理士ワシントン州米国公認会計士米国税理士行政書士福留聡事務所開業。
2016年福留聡国際会計アドバイザリー株式会社を設立し代表取締役に就任
2018年有限責任開花監査法人を設立し、パートナーに就任。

早速ではありますが、会計士を目指されたきっかけを教えてください。

私が就職する大学4年生の時には就職難で、経済学や会計も勉強していましたので専門的な知識を得たいと思い、公認会計士を目指しました。
当時から年功序列制度も崩れ外資系が流行り始めた時期でしたので、会社に入りずっと働くこともないと思っていましたので、資格されあれば事業会社も含めて活かせると考えたのです。
会計士の資格を取得したと同時に監査法人に入りましたが、大手監査法人でパートナーを目指すか独立するかの二択でした。大手監査法人にいたとしても安定が保証されている訳ではないですし、資格取得当初から独立も視野に入れていました。

独立してから苦労されたことはありますか?

最初の2年くらいは案件の獲得があまり進まず、営業代行も依頼しましたがクライアント獲得に苦労しました。
それ以降は、ホームページの構築を行い、ホームページからの問い合わせ、税理士紹介会社や会計ソフト会社(freee、マネーフォワード)からの紹介でクライアントを増やしていきました。特に「freee」はクライアントが増えれば更なるクライアントを紹介してくださるシステムです。国際会計や外資系に強いという点で競合が少ないため、紹介をして下さりやすくなりました。
信頼構築して差別化をはかることで、強みをアピールしていきました。

国際会計・税務を強みとしているのでしょうか?

そうですね。英会話のスクールに通っていたことも、USCPAの資格もありますので、英語ができることを武器として、外資系企業や国際税務を強みとして、その上でクラウド会計の支援もさせてもらっています。
海外市場で上場を目指す企業や外国人や外資系企業からのご依頼が多いですね。それ以外にも、税務に対する悩みを解消し、企業によっては資金調達やIPOのニーズに応じて事業計画書の作成や調達先の選定、節税サービスなどを提供しています。
税務顧問は安定しますが単価が低く、IPO支援は単価が高いが数をたくさんこなせないため、バランスを考えてクライアント数を増やす努力をしています。

今後、目指していることはありますか?

「クラウド会計+英語+国際税務」を軸として、クラウド会計や国際税務といったら当社を選んでいただけるようになりたいですね。そのためにも、ブランディングを行い、クラウドを利用することでお互いの効率化になるように取り組んでいきたいと思っています。
また、別で監査法人を設立しましたので、中小企業から上場企業、大手企業まで幅広い企業の経営者の支援をしていきたいと考えています。中小企業も大手企業もそれぞれ経営者の気持ちや体制、状況など両方を知ることでバランス感覚が取れると思うのです。
そのためにも、得意分野が分かれていても良いですが、考え方が共有できる人と働いていきたいですね。

最後に、メッセージをいただけますか。

資格を武器として持つことで、開業やパートナー、事業会社で働くなど様々な選択肢が広がり、定年などもありませんので、自分がやらないと決めるまで働くことができます。
一方で、独立を考えたら多くのライバルの公認会計士や税理士と勝負することになりますので、特殊なスキルがないと生き残っていくことも難しいと思うのです。
そのため、どのようなビジネスモデルにして儲けるかを考えることが必要となり、これらのことを頭にいれながら進めていくことで、生き残れる可能性が高くなると考えています。

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http://cpasatoshifukudome.biz/