経理コンシェルジュサービス
税理士 山田 由美

三重県生まれ。大学卒業後、損害保険会社勤務。
その後、税理士試験勉強の傍ら、会計事務所に入所。
住宅会社、オーガニック化粧品会社など事業会社数社の経理、経営企画の経験を経て、女性経営者を応援したいと志し、2016年4月独立。

早速ではありますが、税理士を目指されたきっかけを教えてください。

私は、損害保険の会社を寿退社して専業主婦をしており、当時、女性は家業をするという風動でしたが、私は事務として企業で働きたいと思っていましたので、事務職として働くなら資格を保有していた方がいいと考え、士業を目指しました。
主婦業をしながら独立することも考えていましたので、資格の勉強をしながら会計事務所に入りました。
損害保険会社の時はルールも制度も整っていましたので、それが普通だと思っていましたが、会計事務所の顧問先では中小企業が多く、事務全般の業務が属人化していたり、経営者になることの大変さなど身を持って体感しました。
そういった中小企業やベンチャーの事業会社に対し、自分の経験を活かすことで各社のためにもなるのではないかと考え、もっと幅広い会社の改善を行いたいと思い、独立をしました。

どのような領域を強みとして、支援されているのでしょうか。

財務会計を中心にやっていますが、管理会計や予算案作成、業務改善を差別化し、財務研修なども行っています。
お客様の中には、今後の展開に悩みを抱えている会社が多いため、記帳代行などの入力からお任せいただき、利益率を増やす施策や収入を確保するための売上構成比に対する目標売上などをつくらせていただいています。それらの数字を使い、5ヶ年計画を立て、そのために必要なことを一緒に取り組んでいます。
一番身近にいるのが税理士ですので、普通の税理士よりも事業会社の経験が多いことで、経営を拡大していただくために、なんでも相談はしてくださいますね。

業務改善や事業計画の支援もされているのでしょうか?

はい、中小企業は生産性向上に苦労されているお客様が多いので、仕組み化することで生産性が向上し、利益率があがるようになります。
原価率や利益率に変動のある数字を社員が把握することにより、会社の利益も変わってきますので、マインドを変えるようにしています。
税理士は過去の申告をしますが、企業は生き物であり、これまでの実績を改善していくことが大切になります。私自身は事業会社を経験していることで信頼をいただけていますので、事業計画の支援も行っています。

お客様を支援されるにあたり、工夫されていることはありますか?

ご相談がきたらすぐ回答できることかを判断し、まずはみなさんに寄り添っているというスタンスで何かしらのお返事はするようにしています。
また「どんなことでも聞いてください」というスタンスですので、話しやすく家庭の事情などもお話して下さる方もいますよ。

今後、目指していることはありますか?

独立を考えた時に、まだまだ男性社会だと思っていますので、女性には結婚や出産がある中でも女性が活躍できる社会と環境をつくっていきたいと思っていますので、女性のスタッフを雇用して法人化していきたいですね。
そうすることで、お客様である経営者が安心し、そこで働く従業員も安心できる存在でありたいです。

そのために、どのような方と一緒に働いていきたいですか?

モチベーションが高く、責任感もあり、コミュニケーション能力がある方ですね。
ビジネススキルはもちろんのこと、お客様と接するお仕事ですので、安心していただけるような信頼感があることは重要です。

最後にメッセージをいただけますか。

税理士業界でも女性は2割程と言われていますが、女性に向いている仕事であり、独立するには良い仕事だと思っています。
税理士をつけない会社が増えてきていますが、事業を成功させるためにも税理士にお任せすることが重要で、数字が把握できず後から後悔する方もみていますので、第三者の目で成果をみて、アドバイスをしてもらうことが必要だと考えています。

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