株式会社C BOX International
代表取締役 中村 可沁

大学卒業後、営業会社を経て株式会社C BOX Internationalを設立。アイラッシュやネイル業態にて表参道、渋谷エリアで展開。その他、ダイニングバーやレストランも運営。

早速ですが、起業にいたった経緯を教えてください。

両親の影響が大きいのですが、母親はサービス業、父親は証券や飲食業など経営をしていましたので、私自身も幼少期から自分で何か事業を行っていくだろうと考えていました。
大学卒業後には、まずはスキルを身につけ稼ぐことを考え、営業会社に就職したのですが、やはり尊敬していた父親を超えたいという思いから、起業することを決めました。
決めたものの正直どのような事業をやろうか考えていなかったのですが、飲むことが好きでお酒は利益率が高いため、バーのお店からスタートしました。

飲食業からスタートされたのですね。それから、なぜ美容業を始められたのでしょうか?

私は中国籍ですので、ゆくゆく海外展開を考えた際に、日本の飲食のクオリティも美容の技術力も素晴らしいと思っていてそれらをアジアに展開していきたいと考えたのです。
そのため、まずは日本で名を売っていくことからスタートしました。

これまでの経営において、苦労したことなどはありましたか?

サロンを開業し始めた頃は、とても苦労しましたね。オープンしてから半年間はスタッフが集まらず、一人のスタッフで運営していましたので売上が上がらない期間が続きました。
だから、ここで働いてくれる人たちを増やすために、その人たちが「どのようなサロンだったら働きたいと思ってくれるか」を考え続けました。そうすることで、自然と集まり始めましたし、入ってくれた人たちとの約束は必ず実現するようにし、「ここで働いてよかった」と思ってもらえるようになり、退職も減りましたね。

お客様にご満足いただけている強みは、どのようなところにありますか?

一番はサービス力だと考えています。
サービス力で海外でも勝負したいと考えていますので、そうなった時に接客と技術はどちらも重要で、まつげエクステやネイルは技術がないと離れていってしまうと思いますので、スタッフには研修を受けてもらい、合格するまでは店舗に出しません。売上のことを考えてあえて出していませんので、だからこそ高い技術力を保てているのだと思います。
技術面においては「持ち」を大切にしていますので、お客様の要望だけでなく、持ちを重視した提案をしています。使用している商材も、スタッフたちが必ず試したものを施術で使うようにしています。だからこそスタッフも自信をもって伝えられているのだと思います。

店舗づくりにおいて、こだわりはありますか?

自分がそのお店に行き、この金額でそのサービスに満足できるかという観点にはこだわっています。
安売りの傾向が高い業界の中で、お客様が減ったからといって安売りをするのではなく、当店を好きになってもらうことや、いい金額をお支払いただきますのでそれ以上の技術を提供することをスタッフの間でも妥協しないことは常日頃から伝えています。

今後、目指されていることはありますか?

まずは日本の表参道や渋谷でサロンを知ってもらい、中国の方が東京を訪れ美容の施術を受けたいという時に当店を利用してもらいたいと思っています。
オープン当初はまったく認知もされていなかったのですが、現在では表参道で『Crescent Eye(クレセントアイ)』を自然と知っていただけるようになりました。サロンも約4年が経ちますので、今後は商品開発やセミナーなども積極的に行っていきたいと思っています。
また、海外展開もしていきたいと考えています。海外の現地の技術を受けて、それらが普通だと思っている方が多いですが、もっと良い技術があることを知ってもらい、喜びを感じてもらいたいと思っています。
我々の技術や商材を受けてもらい、日本の美容をもう一度受けたい、使いたいと思っていただき広めていきたいです。

それらのことを実現するために、どのような方と一緒に働いていきたいですか?

目標達成意欲が高い人ですね。面談でも将来像を必ず聞くようにしているのですが、何かしら目標を持つことが大切だと思いますし、それらがクリアしないと次にも先にも進めないと考えています。
また、独立したいという方でも良いですし、むしろそういった方の方が自ら技術を覚えたり、成長スピードも早いのではないかと思っています。

最後にメッセージをいただけますか。

美容は賃金が比較的安いと言われることもありますが、業界的にはそうではないと思いますし、美容が好きな方もたくさんいるので、美容業を心から好きで良いと思う方には是非働いてもらいたいと思っています。
やりたいと思うことにはチャレンジしてもらいたいですし、好きなことだからこそ嫌いにならずに頑張ってほしいですね。

「株式会社C BOX International」を詳しく知りたい方はこちら
http://crescent-eye.com/