代表取締役 海老名秋子
美容師を経て、1997年に有限会社ジャパンヘナを設立。
2001年に1号店となる「ジャパンヘナスタジオ」をオープン。
2003年に東京ドームラクーア内「アムリタ」をオープン。
2016年に株式会社ジャパンヘナに社名変更。
NPO法人日本ヘナ協会の理事長も務める。
早速ではありますが、海老名社長が独立されたきっかけを教えて下さい。
私は、もともと美容師だったのですが、自分自身もくせ毛で、練習で試した時に髪の毛がボロボロになった時にヘナに出会ったのです。ボロボロだった髪の毛がツヤツヤになり、くせ毛もおさまり感動したのを覚えています。
それが31年前のことだったのですが、まだ世の中にあまりヘナが出回っていない時代でしたので、こんな良い商品をみなさんに、伝えていきたいと考えたのです。
美容業の仕事も面白く、当時は学生の私にもブローや軽めの流しなども教えていただき、お客様が帰る時には変化し輝いて帰っていかれることに感動し喜びを感じていました。そのことをきっかけに、都内で美容室をつくっていきたいと思ったのです。
ヘナは、どういった効果が見込めるのでしょうか？
本来の美容室ではパーマやカラーをすることで、キレイな仕上がりとは裏腹に、ダメージが生じたり、約１〜３ヶ月で再度繰り返すことになると思うのですが、髪をダメージさせず、キレイに仕上がり、短いサイクルでより髪がキレイになるという、今までとは逆の結果が出るのがヘナです。
髪を綺麗にするには、頭皮を綺麗にすることが重要であり、ヘナでは頭皮から髪質、色すべてを綺麗にさせる効果があるのです。
当社では、アーユルヴェーダの予防ケアの原理を基に、頭部・頭皮からの緊張を解放して、くつろぎや健康の維持・増進を得るためのシステムをヘナとのコラボレーション等の仕組みを開発し、提供しています。
また、植物の効果を最大限に引き出せる方法の一つとして、ヘナを塗ったままお帰りいただくこともできます。お客様としては、自分で施術するよりも手軽で確実でありますし、時間を有効利用し、効果も長く置くことでUPし、好きな時間にシャンプーをするなど、ダメージがないので長い時間おくことができるのです。
現在では、ヘナの認知も広がっていると思うのですが、貴社ならではの強みはどのような点にありますか？
当社では、ヘナの輸入、製造販売、商品開発をはじめ、直営サロンの運営や、業界向けの講習会の実施や教育などトータルコーディネートをしていることです。
輸入販売と卸からスタートしていますが、需要が出てきたことをきっかけに直営サロンをオープンしました。美容室を開くことは私の昔からの夢でもありました。直営サロンの運営を行うことで、直接お客様の声を聞くことができ、それらをデータとして活かし美容室の一般ユーザーへも正確な情報を伝えています。
また、美容業界、一般ユーザー向けに、「ヘナ講習」や「ディプロマ認定証」を行い、ヘナの正確な情報を伝えていく活動をしています。
将来的には、美容師さんや教えることが大好きな方が、ヘナ講師などを通して、ヘナの良さを伝承し、活躍していただくことを想定しています。そのため、当社が店舗展開をしていくというよりも、全国の美容師様の知識を高めることで、ヘナの知識を広めていただきたいと考えています。
これまでの経営において、危機などはありましたか？
特段、危機ではなく試練と捉えていますので、これらのことを乗り越えればもっと良くなると考えています。もちろん自分自身では解決できないこともありますので、それらは共に歩んできたスタッフや周りの方に相談して助けられました。
「ヘナ」という商品が大好きですし、伝えていくための方法論はたくさんありますので、継続するために常に前を向いて、歩いています。
今後は、どのようなことを目指しているのでしょうか？
当社で展開している伝承予防医学の「アーユルヴェーダ」で楽しく生き生きと長生きしていくことを目的に、予防や自身のケアをする重要性を知っていただき、トータル的に体と心が元気で健康的な状態をつくり、保っていきたいと思っています。
そのため、年に数回海外講習を開催しています。スリランカに出向き、「アーユルヴェーダ」の体験と勉強をすることで知識を得て、自身を知り、ケアをしていくのです。現地でヘナや、アーユルヴェーダトリートメントを体感することで、自分自身を知り、デトックスし、内側から綺麗になるだけでなく、「健康とは」という意識までも高くなることを実感いただけると思います。
それらのことを実現していくために、今後どのような方と一緒に働いていきたいですか？
社内外問わず、未来的な商材よりも、本当に良いものをトータル的に提案してくれる方や、それらの商品をもっと広めていきたいという方、それだけでなく、健康でいることや喜びを伝えていくことができる人物として、人々を魅了できる方と一緒に働いていきたいですね。
最後に、メッセージをいただけますか。
現在、高齢化になっている中で、美容室にケアや白髪カバーなどのために通いたい頻度が高くなっていますが、美容室に来ることで会話ができ、精神的な治療にもなり、美容室という第三者の近すぎず遠すぎない立場の人との会話が大切な時間になると思いますし、福祉とは異なりますが、女性のキレイでいたい、キレイになったということが心を動かすことが重要なことだと考えています。
心のケアにもつながり、「ちょっと寄っていきたいな！」という、そういったサロンを展開していきたいですね。
高齢化および、ストレスで若白髪の時代でもありますので、白髪があっても白髪を生かせるヘナで綺麗になって欲しいと思いますし、無理せず、今あるものを生かし、心豊かに年を重ねてられる方法を提案したいと思っています。
「株式会社ジャパンヘナ」を詳しく知りたい方はこちら
http://j-henna.com/