株式会社YSJ
代表 斉藤 雄太
埼玉県生まれ。慶応義塾大学卒業。
大学3年の時に、人材・不動産仲介、営業代行会社を起業。
その後、2013年に株式会社YSJを設立し、エステティックサロン「琥珀-AZABU-」を開業。その後、2店舗目となる「琥珀-EBISU-」をオープン。

早速ではありますが、どのような経緯で創業に至ったのでしょうか?

大学時代の就職活動で、会社説明会や大手企業の面接も受け、選考も進んでいましたが、とある会社で、学生のサークルの様な感覚で選考が進んでいたことを知り、それと同時に雇われることに不信感をいだき、その一週間後に株式登記をしました。
まずは資金も要らない代理店や営業代行で売上を立て、その後、私自身が格闘技をやっていますので、リンパの流れや代謝についても詳しく、美容にも興味をもっていましたので、2013年に美容業としてスタートしました。

起業されてから今までに、苦労したことはありますか?

オープンして間もない時に、当時のスタッフに裏切られるということがありました。
それまでに別の事業で経営はしていましたが、美容という事業は初めての参入でしたので、先人のアドバイスを聞きながら人材の採用なども行い、スタートしました。
最初はその開業時のスタッフも一緒に働くには肌が合わなそうと感じていたのですが、私自身、美容事業の経営は未経験ですし、先人の方の意見を聞こうと思い雇うことにしたのですが、やはり合わないということだけではなく、業務や経営に支障のあることを何度も起こすような方でした。
もちろん自分で判断したことではあったのですが、業界が異なったとしても、自分自身の経営論や成功法則を信じることが大切であるということを学びましたね。その後は、自分自身の直感を信じて採用したスタッフや店長が、お店を盛り上げてくれています。

そのことを経て、取り組み始めたことなどはありますか?

採用においては、給与や福利厚生、残業など従業員満足度を高くすることを心がけています。当社の採用基準は業界の中でも高い方だと思いますので、スキルが高いスタッフが多く、売上にも貢献してくれますので、それらをスタッフに還元するようにしています。
また、そういったスタッフに現場のことは任せるようにしています。開業当初は、個室の隣で接客トークなどを聞いてアドバイスなどをしていたのですが、売上をあげるために、お客様のことや施術のことを分かっているのは、やはり現場にいるスタッフですので、現場のことは現場に信じて任せ、私は社長業に専念する、分業制をとることにしました。

お客様にとって、貴社の魅力はどのようなところにありますか?

顧客満足度を徹底していることにあると思っています。
エステサロンでは勧誘があり、スタッフにもノルマがあるようなイメージがあると思いますが、売上が低いなら顧客満足度が低いこと、顧客満足度が上がれば契約につながり売上もあがるということを考えていますので、私たちは顧客満足度を重視しています。
お客様にも、使っていただく金額に後悔はしてほしくないと思っていますし、効果だけではなく、気持ち良く帰っていただきたいなと思っています。そのため、店舗づくりに関しても、「憧れのモデル・タレントが通っている麻布十番、恵比寿にあるサロン」と思ってもらえるように、麻布十番や恵比寿という立地の新しいビルや個室に店舗を構えています。
綺麗になりたいと思っている人が通う場所ですので、サービスだけではなく、そこに通うステータスもふくめたサロンを心がけています。

今後、目指していることはありますか?

意外と安杯で安定な経営をしていますので、まずは3店舗目をオープンすること、またエステ以外にまつ毛エクステやネイルなど、お客様を綺麗にするという点でシナジーのあるサービスの展開もチャンスがあればしていきたいと考えています。
また、離職率が低い会社であることは引き続き目指していきたいですし、スタッフは全員が女性ですので、今後出産や家庭をもつことも考え、それらの幸せも手に入れて、結婚や出産しても戻ってこれる場所をつくっていきたいです。

それらのことを実現していくために、どのような方と一緒に働いていきたいですか?

主体性のある方ですね。生活のために、できあがった船にただ乗るだけではなく、一緒にその船を漕いでいく人。
今のスタッフも、主体的にDMやポスティングなど、指示がなくても動いてくれています。それらのことをすることで売上もあがり、店舗拡大ができ、店長ポジションも増えますので、スタッフにもいい意味で会社を利用してもらうことで自己実現をしてもらいたいと思っていますので、自ら動き、一緒に会社を大きくしていきたいと思ってくださる方と一緒に働いていきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

私自身は施術が出来るわけでも、現場知識があるわけでもないのですが、会社を大きくできているのは、経営のことを理解しているからだと思っています。そのため、プレイヤーであれば経営の勉強が必要になると思いますし、経営と現場で求められることは異なると考えています。
経営者の能力で必要なことは、金銭感覚や人付き合い、組織づくり、モチベーションコントロール、リーダーシップだと思っています。
経営はすべての責任を負うことになりますので、大変なこともありますがやりがいもある仕事ですので、やりたいことがあったり、自分の責任で事業や会社をつくりたいと思っている方には是非目指して欲しいです。

「株式会社YSJ」を詳しく知りたい方はこちら
http://kohaku-azabu.com/