創業者/代表取締役社長 安藤 義人
中学校卒業後、進学校に進むが半年で退学をして就職。
投資用不動産営業、社⻑の鞄持ち、Webマーケティング関連企業の創業を経験し、2016年 にココザス株式会社を設立。
安藤社長は、もともと起業することを考えられていたのでしょうか？
もともと、敷かれたレールに沿った人生は歩みたくはないと感じていたので、中学生の頃から独立することは決めていました。
具体的な事業内容は決めていませんでしたが、親が自営業で建築業に従事していましたので、まずはそこで修行をすることにしました。建築業で人を増やして事業拡大することも考えていましたが、業界特有の下請け構造を変えるには非常に時間がかかると考え、 次の道に進むことを決めたのです。
その後は、どのような道に進まれたのでしょうか？
まずは自分に足りないスキルを補うために、営業力、帝王学、ITスキルを身に付けたいと考えました。
投資用不動産の営業では、高価で人々が気づいていないニーズを満たすための営業力や、次に就いた社長の鞄持ちでは、実際に会社を経営している方のお供をし、小さい会社だからこそ学べる経営学がありました。
そのあとは、Webマーケティングのコンサルティングを行う会社を共同創業し、経営経験を積ませていただきましたが、資本主義のルールやビジネスの世界で生き残るためのメンタルなど、経営者として必要な様々なことを学ばせていただきました。
それらの経験を経て、ココザスの創業にいたったのですね。
はい、実は創業当時は、社名と理念を決めただけで、具体的なビジネスモデルはあとから決めていきました。
おおげさに言うと、「何を」を提供するかというビジネスモデル自体へのこだわりは少なく、理念にもあるように、「世界中の70億人がワクワクできるような世界を創りたい」と考えていました。私自身が様々な体験をして苦しんだ時期もありましたので、お客様や取引先、従業員など、そのような人たちの助けになりたいと思っています。
ココザスの社名は「志を為す」が由来です。人生として成し遂げたいことを志して実行する、その人にとっての志を支援することです。
創業後には、苦労などはあったのでしょうか？
1、2期目はやはり資金繰りには苦労しましたね。資金も底を付き、人もいなくなるなど、創業間もない企業がぶつかる苦労はすべて体験してきました。
ただ、「苦しい時こそアクセルを踏め」という精神で、お金がない時こそ思い切った投資判断をしたり、苦しいときこそ、より苦しい道に進むという考えでこれまで乗り越えてきました。
なぜそのように乗り越えることができたのでしょうか？
絶対にめげないのは理念があるから、理念を実現したいと本気で思い続けてきたからだと思っています。
経営者が私利私欲で自分のために会社を経営していると誰もついてきません。どのような想いで事業を行い、誰を幸せにしたいか、誰のために存在しているか考え続けることが大切だと思っているので、理念は私にとっての心の拠り所ですね。
実際に、お客様や社内のメンバーに助けられたこともありますが、理念があったからこそ人を大切にしようと実感できましたね。
貴社の強みは、やはり理念を大切にされていることにあるのでしょうか？
そうですね。やはり理念浸透が根本にあると思っています。お客様にも伝え続けています。例えば、新規事業を立ち上げるときは理念に沿っているかどうかで判断をしますし、うちのメンバーもお客様とお付き合いする中で、誕生日にギフトを贈ったり、会食や勉強会の開催をしています。
目先の利益にとらわれずに、お客様との関係性を深めていくことで、のちの利益に繋がると考えています。
では、貴社にとっての『ワクワク』とはなんでしょうか？
『ワクワク』とは、人によって捉え方も異なると思いますので、あえて抽象的な表現にしています。
私の捉え方としては「幸せで、楽しくて仕方ない」状態のことを指しています。 私自身が楽しくて仕方ない生き方をしていますし、以前はどん底の人生を歩んでいましたが、そこから180度変わることができました。そのように、世界中の方々が全くストレスなく、毎日朝が来るのが待ち遠しい！という状態になれたら、世界はより良くなると思うのです。
例えば、やりたいことがあっても、経済面や自信のなさから実行できない人も多いと思います。そのため、一人ひとりが自分自身で人生を決めていけるよう、ココザスという会社で、世界に、社会に変革を与えていきたいですね。
それらを実現するために、今後はどのようなことを考えていますか？
会社というのは「人」につきると思っており、人材採用、組織作りに力を入れていきたいです。理念に共感し、最高の仲間がいれば、どんな事業をやっても勝てると思っており、良い商品を開発するのはもちろんですが、同時に素晴らしい人材を仲間に加えていきたいと考えています。
実際に、理念に共感をもっていただくお客様が当社の面接にエントリーしてくださることもあるんですよ。
具体的には、どのような人と一緒に働いていきたいですか？
今、人生が絶好調！という方よりも、こうなりたいと想いはあるものの、もがいている人と一緒に働きプラスの側面を与えていきたいですね。
あとは野心家の人。何かを変えたいという意思がないと大きな成功は難しいと考えています。そういう方にとって、ココザスが自己実現をできる場所なんだと思ってもらえる会社にしていきたいですね。
今後、起業を考えている方々に向けて、メッセージをいただけますか。
まず一言でいうなら、「いまこの瞬間に動け」ですね。
起業するにも足りないものはたくさんあると思いますし、お金、仲間、スキルなど足りないものはいつまで経っても足りません。正直、起業する前に学んだ経営学はそこまで役に立っていないですし、やり始めてからの時の経過は何倍もの濃さがあるので、それだけ成長すると思います。
早めの失敗をバネにして、失敗を1日でも早く、小さいうちにした方がいいと思います。押さえるべきポイントが分かるので、それからは成長していけると考えています。
「ココザス株式会社」を詳しく知りたい方はこちら
https://cocozas.jp/