代表取締役 梶尾 祐司
1986年神奈川県生まれ。中堅ディベロッパーの営業を経て、24歳で独立し、2010年に不動産売買・不動産コンサルティング業を業務内容とした株式会社ベルテックスを設立。代表取締役に就任。
細やかで精度の高い不動産投資や資産形成の提案が口コミで評判を呼び、設立から7年、2017年11月期で売上151億円超えの急成長企業となる。
早速ですが、創業に至った経緯を教えて下さい。
率直に、「楽しく」仕事がしたいと思ったからですね。
もともと、新築マンションの販売営業をしていたのですが、自社のマンションを売るだけだったんです。ただ、お客様からは、「投資と実需で悩んでいる」という声をいただくことも多く、お客様にもっと幅広い提案をしていきたいと思ったのが大きなきっかけです。
梶尾社長は、もともと独立したいと思っていたのでしょうか?
そうですね、もともと憧れはありましたね。
影響力のある人間になりたかったので、誰かのために提案したり、サジェスチョンしたりする仕事をしていきたいというのは考えていました。だから弁護士とか教員とか、人から先生と言われるような仕事を目指していたこともあります。
独立して、社長業の苦しさや会社の危機などはありましたか?
社長業は正直、大変だなと思うこともあります。人との関わり方で考えさせられたり、孤独だなと感じる時もありますが、それ以上に楽しめている部分がありますね。
会社の危機としては、価値観の不一致で人が離れたことですね。楽しく仕事をする時の「楽しく」の捉え方は、人それぞれ異なると思っています。
私自身、世の中に影響力を与えていきたいし、拡大していきたい。
もちろん、共感してくれる方も多かったので、そういった仲間達がいてくれたおかげ様で、危機を乗り越えられたと思います。
一緒に働く「人」を特に大切にされていると思いますが、どのような方と一緒に働いていきたいですか?
チャレンジングな人、業界を変えたいと思っている意欲が高い人、人生を変えたいと考える向上心のある人ですね。採用では、「目線の違い」を意識してみるようにしています。
例えば、お客様思考と営業思考は違いますので、視点を変えて、営業を担うコンサルタントなら、「お客様の課題を解決するためのソリューションをどう提案し、成果に結びつけるのか?」ということや、コンサルティングは厳しいイメージがあるけれど、「なぜ頑張りたいのか?なぜその志望動機に至ったか?」の大変な時でも頑張れるエンジンとなる部分を見極めるようにしていますね。
その採用のために何か工夫していることはありますか?
学生や求職者目線に立った就職活動を心がけています。
まず、私たちベルテックスのビジネスがお客様の不安を夢や希望に変えてもらうものであることを知ってもらうきっかけを作るために、私自身も合同説明会の現場に出向いて自らチラシを配ったり、求職者へ直接スカウトメールの送付などもしています。現場の社員だけでなく、トップと接点をもつことで、イメージ先行を解消する目的もあるのです。
そして、入社前と入社後のミスマッチを減らすことで、離職率の低下や定着率の向上にもつながっています。
貴社が、注目しているライバル企業などはありますか?
あえて特定の企業をライバル視しないようにしています。我々は、常にマーケットとお客様をみながら、それに対して何ができるかを考えながら商品づくりをしています。ですから当社は、住宅に関わるものすべての商品ライナップを揃えられる人財の採用と育成をおこなっております。
柔軟に、何でも提案やアドバイスができるというのは、当社の強みであると考えています。だから、「新築や中古と比較した時にはどうなるの?」「購入後はどうなの?」というお客様の悩みや不安に対しても、お客様が想い描いているものを超えた提案をすることで、お客様がより高い価値を見い出せるように心がけております。
お客様が後悔のしない買い物をしていただきたいと思っていますし、営業にとっては、提案しやすい商品をつくっていきたいのです。当社の社員もお客様から「ありがとう」をもらえることでやりがいを感じられると思いますし。
貴社のファンがたくさんいらっしゃるということですね。
そうですね。クチコミを見たお客様からのご相談は多いですね。やはり、選択肢が多いということ、また担当のコンサルタントがお客様のニーズに合った提案をしてくれているところはあると思っています。
商品の幅でいうと、提携金融機関数が業界最多水準であるので有利な資産形成のプラン提案ができること、税理士や公認会計士、FP、一級建築士、インテリアコーディネーターなどが正社員で在籍するのですべて自社で解決できるということが魅力の一つになっていると思います。
また、提案している「人」の部分でいうと、コンサルタント目線と顧客目線を使い分け、「お客様にとってベストな提案をする」ということを徹底しており、それが自然と売上につながっています。
「この商品しかないから提案できない」ではなく、「こんな商品もあります」という多角的な提案ができていますね。
最後に、次の一手を教えてください。
顧客満足度を上げ続けていくことが一番ですね。
今後、資産形成も自己責任の時代になってきますし、お金との付き合い方を考えていく人は増えていくと思うんです。そのニーズに応えながらも、それぞれのお客様にマッチするものは何かを、考え続けてゆく必要があると思っています。
選択肢が溢れている世の中だからこそ、その選択をそれぞれの方に提供していくことが大事です。選択肢の幅を広げてゆくことですね。そうすることで、顧客満足につながり、最終的には従業員満足度にもつながっていくと考えています。
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