株式会社ゆめも
代表取締役 大原 和哉

大学在学中に、独学でプログラミングの知識をつけ、フリーのプログラマとして活躍。
大学卒業後、大手通信会社を経て、携帯電話の開発やコンサルティングに従事。
その後、2011年に株式会社ゆめもを設立。

大原社長が、起業をされたきっかけを教えてください。

大学生の頃、学費を自分で払っていたので、フリーのプログラマーとしても働いていたんです。そのとき、一緒に働いていたフリーのエンジニアから「年金を払えていない」という話をよく耳にしました。彼ら達も福利厚生を受けられるような会社を作りたいという思いをずっと抱いていました。
それに経営にも興味があったので、就職したあと、2年間学士入学で経営学を学びました。
その後MBAか起業かを考えた時に、資金面でどちらか一つ選択を迫られ、「それなら起業して成功させてMBAをとってやる!」と思い、起業を選びました。

起業してからこれまでに、苦労されたことはありますか?

一時期50名の規模まで成長しましたが、給与面と事業の多角化への不安から、社員が次々と辞めていった時期がありました。多角化は会社のためにと思ってやっていたので、それが社員を不安にさせていると知ってショックでしたね。
それをきっかけに給与や評価制度の見直し、新たな福利厚生サービスの導入などを行い、今では多角化も成功し、現在は離職も減りました。

サービスとして、貴社の強みとなっていることはどのようなことでしょうか?

「お客様に笑顔になっていただけるようなシステム開発をすること」をビジョンに、エンジニア派遣や業務委託、中小企業のシステム開発請負、デザインの3本柱で展開してきました。
WEB系のシステム案件の場合、セクションごとに外注しますが、弊社の場合はWEB系のシステムやモバイルアプリなどの開発が得意分野で、デザイン部門も社内に抱えていますので、デザインからコーディングまでワンストップでサービスを提供できるという強みがあります。
システムを開発させていただいたお客様との継続的なお取引きが増えており、ご満足いただけている証拠かなと思いますね。

一方で、ネイルサロンも運営しているとのことですが、どういった経緯で事業展開されたのでしょうか?

事業の多角化を進めているからです。社内で新規事業のアイディアを募ったときに、一番若手の営業職社員から、「ネイルサロンをやりたい」という「夢」がでたんです。そこからはあっという間でしたね。プロジェクトチーム発足して、企画やマーケティング調査などみんなで夢中でやって、約半年で開店しました。今ではなかなか予約の取れない人気店ですよ。
現在、ネイルサロン1店舗、まつげエクステサロン2店舗、リラクゼーションサロン1店舗にまで展開することができました。
これも夢をもって夢中でがんばってくれた社員達の功績ですよ。

それらのことを踏まえ、今後目指していることはありますか?

更なる多角化です。今後、AIなど最先端技術の脅威を感じていますので、より一層力を入れていきたいと思っています。1年に一つのペースでの事業化していきたいですね。
他社にはないものを作りたいですし、社員のアイディアや夢を大切にしていきたいと思っています。事業化したいと思うものがあればすぐに着手していきたいですね。
なによりも社員に、自分たちで考えてつくった事業で、いきいきと働いてもらえる会社であることを目指していますね。

それらのことを、どのような人と実現していきたいですか?

夢を大切にする会社なので、夢をもっている人ですね。
どんなに優秀な人でも夢がなければ採用しません。夢を叶えたい気持ちって、すごくバイタリティーがあるし、パワフルですよね。ぶつかってもいいから自らの意見が出せる、行動できる、そんな仲間だからこそ、夢を応援できるんです。能動的で食らいついてくる気持ちがあるような方と一緒に働きたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

起業するというのは不安定な要素もあるかと思いますが、チャンスもたくさんありますので、夢をもってそういったチャンスをつかみとる方々を応援したいと思っています。
ベンチャー企業の経営者はなんでも屋になる必要があると思います。好奇心旺盛な人でないと難しいかもしれないですが、何か特質したスキルをもっている方が強みになると思っています。
大変なこともあると思いますが、信念と夢をもっていれば必ず成功します!

 

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