代表取締役 小泉 まり
1985年埼玉県生まれ。
19歳の時に、現グループ前身となる株式会社エフエルシーにアルバイト入社。
トップの営業成績を出し、29歳で現在のエフエルシープレミアム株式会社の代表取締役に就任。
小泉社長は創業期のエフエルシーに入社されて現在に至るとのことですが、経緯を教えて下さい
もともと、現グループ前身の小さな会社にアルバイトで入社しました。
当時、父親が自己破産して、自分で稼ぐしかないと思い、昼間も夜間もアルバイトをして、学費も生活費もやりくりしていました。一方で、姉が当時より創業メンバーで働いていて、営業トップ成績を獲ったり、稼いでいてすごいな、と思っていたんです。私自身、最初は営業なんて興味なかったのですが、夏休みの1ヶ月だけ挑戦してみたら、意外と楽しくて。
その後も学生生活は頑張って稼いで終わろうと思い、集中して頑張ったら、営業成績全国1位を獲れたんです!今まで感じたことのなかった感覚と頑張った分だけ評価を得られることが、自分自身で貴重な経験でした。
そのまま、就職は考えたのでしょうか?
短期大学を卒業する間際、代表の萩尾に食事に誘っていただき、一緒に働かないかとお誘いをいただきました。普段あまりこういうことを言わない方なので、衝撃でしたね。エフエルシーでの仕事は楽しかったのですが、当時別の企業での就職が決まっていたので悩みました。
家族に相談したとき、母親からは苦労人だったので反対もされましたが、最終的には自分で決めようと。
決め手は、何だったのでしょうか?
「明日、会社がなくなった時にどうするか」と考えました。内定していた会社は、割と大手の企業でしたが、「もし会社がなくなってもこの人たちだったら一緒に頑張れる!」と思えたのが今一緒に働いているエフエルシーの人たちで。内定を辞退して、萩尾に残りますと伝えました。
小泉社長にとっては大きな決断であり、今をつくる大きな一歩だったんですね。 そこから、エフエルシーの仲間入りをしたのですね。
20歳で正社員になってから、まず3年くらいは色んな新規事業の立ち上げを担当して、もう働きまくりましたね。採用から教育まで、何も分からない中で全部こなしました。もともと責任感が強く、半端なことはしたくないと思っていましたし、周りからも意地とプライドと負けん気は認められていましたね。
その強い精神は、どういったところからきているのでしょうか?
「どれだけ悔しくても結果で見返せ」「相手に求める前に自分たちが与えなさい」と叩き込まれていたからですかね。
あとは、突然今までやっていた事業が飛ぶこともありましたし、仕事は当たり前になくなるんだな、というのを20歳で経験したことが基盤になっていると思います。
だから、結果と利益を出さないといけない、ということは常に考えていましたし、毎日が全力疾走といった感じでしたね。いつ寝たのかも、起きたのかも分からないくらい仕事に打ち込んでいました。できないのであれば、できるまでといった精神で(笑)。
今まで壁にあたることはありましたか?
そうですね。働き始めて10年程経った頃に、一度だけ辞めると言ったことがありました。営業組織を執行させることは長年経験してできるようになっていて、激務は変わらないはずなのに、自分があまり頑張っていないような不思議な感覚に陥りました。
頑張っていないことはなかったのですが、このスピードでいいのかなとか、家族みたいな居心地の良い場所だったので、もっと外の世界を見た方がいいのではないかと、ふと思ったんです。20歳の頃の自分にリセットし直してみようかな、と。
萩尾に相談したところ、私自身が何を考えているか全て読み取られました。檄を入れられ、まだ何もできていないなと反省して、気持ちを締め直してやろうと決意しました。その矢先に、萩尾から「ここの代表をやれ」と言われたんです。最初はこの人、何言ってるのかなと思いましたよ。ただ、私を一番よく分かっている人が言うのだから、意味のないことなんてないしやらせていただけるのなら全力で挑戦してみよう、と。
代表に就任して4期目となり、また女性社長として、当時思い描いていた社長像とのGAPはありますか?
最初は、周りにどう見られるか不安でしたが、代表を任せていただいて感謝していますね。実際、業績も上がりました(笑)。権限とかいらないと思っていましたが、権限ってこういうところで使うんだなと実感もしましたし、改めて世の中の経営者に対して尊敬の念が募ります。
私自身、社会に対して意義あるものを実行することがやりがいであり、だから自分自身が止まってはいけないなと思っています。女性社長として、世の中の人、社員に対して何かの参考や役に立てればと思っています。こういう人を生んだのはこの会社なんだよ、と思って欲しいです。
どのような人と一緒に働きたいですか?
明るく素直であることはもちろん、人から応援されるようなマインドをもつ人。人に感謝の気持ちを持てる、それを伝えられる人は純粋に頑張れる人だと思っています。
あと大事なのが、協調性を持ちながら「自分を律する」ことができる人。周りにいる仲間を大切にしながら、自立心を強く持った人と一緒に仕事をしていきたいですね。
次の一手を教えて下さい
セールスプロモーションで勝てる会社はないと思っていますし、挑戦し続ける仕事をしていきたいですね。挑戦することで人の魅力は磨かれると思っていますので。
だから、挑戦を恐れない人たちをたくさんつくっていきたいですね。普通のサラリーマンの会社にはしたくないです。ただ雇われるだけではなく、当事者意識を持って、自分たちが作ってるんだ、と思える人をつくる。何より社員が主役であり、人が財産です。
「エフエルシープレミアム株式会社」を詳しく知りたい方はこちら
http://flc-premium.co.jp/