InnovationPlace株式会社
代表取締役社長 伊藤 竜哉

 

1996年生まれ。神奈川県出身。
情報系の専門学校を卒業後、アプリ開発会社でエンジニアとして受託開発のディレクション、iOSアプリ開発等に従事。業務の傍、プロダクト投稿サービス「AppRoom」をリリース。その後、InnovationPlace株式会社を設立。現在は「AppRoom」、IT・Web系専門メディア「Apppla」、ポートフォリオ作成サービス「RESUME」の3つの自社サービスの運営と、システムやアプリの受託開発を事業としている。

エンジニアとして働きながら、起業を志したきっかけを教えてください。

中学生の頃から漠然とではありますが、起業を考えていました。学生時代は「mixi」や「GREE」などのWEBサービスが浸透し始めた頃で、私もITサービスに興味を持ち、エンジニアの道に進みました。
専門学校を卒業後、会社に勤めてからも起業したいという思いは消えず、仕事終わりや休日を使って自身のサービス開発をしていました。そして完成したのが、個人開発者やスタートアップ企業がリリースしたアプリを投稿できる、プロダクト投稿サービス「AppRoom」です。本サービスを事業化することで小規模なクリエイターさんを支援したいという思いから、会社を退職し起業することを決意しました。

初めはお一人でサービスを開発されたですね。起業にあたって苦労したことなどはありましたか?

「AppRoom」は一人で運用していたので本当に孤独な時間が多く、それをどれだけ楽しめるか、モチベーションを保てるかが大事だなと感じていました。今は開発チームができ制作面では仲間ができましたが、経営という面では経営者とメンバーという立場の違いもあり、同じ目線で「話ができたらいいなぁと感じる」瞬間があります。 

経営者は孤独、とも言いますね。事業面で大変だったことはありますか?

個人でアプリ開発を行っていた頃から感じていたことですが、リリースして終わりではなく、その後の多くのユーザーに使っていただくことが本当に大変です。まずはユーザー100人、その次に1,000人に到達するまでにとても大きな壁があります。大手会社では潤沢に広告費を使ってプロモーションができますが、個人では資金が限られており、サービスができてもなかなか認知していただけないそのようなユーザーに向けて開発したのが「AppRoom」です。しかし、こちらもリリース当初はユーザーに使ってもらう事が大変で、とにかくエンジニアにメッセージを送り続けるなど泥臭く地道に活動を続けました。

今後の展望をお聞かせください。

自社サービスの成長はもちろんのこと、開発チームを組むことができたので、システムやアプリの受託開発にも力を入れていきたいと思っています。当社の開発チームは、ディレクター/エンジニア/デザイナーなど、各分野のプロフェッショナルが集まっています。システムアプリを作りたい、DX化を進めていきたいなど、様々な要望に寄り添ったご提案が可能です。

最後に、若手起業家や起業を志す人へメッセージをいただけますか?

「どんな状況になっても、たとえ一人でもやり抜く強い心」を大事にしてほしいと思います。チャンスはすぐには来ません。でも、苦しい中でも続けていくことで、見ていてくれる人はいます。起業家には己を突き通す我の強さも必要です。自分の志を持ち続けていってほしいと思います。

「InnovationPlace株式会社」を詳しく知りたい方はこちら
https://www.innovationplace.co.jp/