株式会社ビーボ
代表取締役社長 武川 克己

1984年京都府生まれ。大学在学中にベンチャー企業に参画。
その後、上京したタイミングにおいて、デジタルマーケティングの会社にてWEBを活用した事業企画・集客に従事。
2010年に株式会社ビーボを設立。

早速ですが、武川社長はもともと独立することを考えていたのでしょうか?

そうですね。大学生の頃から「普通は嫌だ」と思っていて、大きいことをしたいという想いと起業家への憧れはありましたね。高校まではずっと野球に専念しておりましたが、野球で「大きいことをする」というとプロになること以外ないと考えそこで野球を辞めました。本を読むことは好きでしたので、様々なジャンルの本を読んでいて司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んだ際に「自分が生まれてきたのは、世の中に対して何かを成し遂げるためであり、自分の使命を果たすことができれば、人生を終えても構わない」という想いを知り、私自身も本気で突っ走りたいという想いに変わりました。
同時に、テレビなどで起業家を見た際に、何事も行動すれば変わること、それらを実現している人は世の中にたくさんいますし刺激を受けたことで動き出すきっかけとなりました。

学生時代から、独立に向けて動かれていたのですね。

そうですね。大学時代に、経営者交流会などに積極的に参加することで、刺激のある方々とお会いすることができ、そこで出会った方が立ち上げられたファッション写真集の発行・企画会社に参画させてもらい、大学卒業後まで経営に携わっていました。
その後上京して、インターネットの成長性とWEB市場の可能性に目をつけ、デジタルマーケティングの会社でWEBを活用した事業企画・集客に従事し、その後現在のビーボを立ち上げました。

当初は、どのような事業展開をするか考えていたのでしょうか?

当時は、明確には考えていなかったですね。
たまたま、事務作業が多忙になり事務の方を採用した際にその方が「カラコンが好き」ということをきっかけにカラーコンタクトを扱うECサイトをスタートしたんです。
当初は、メーカーから商品を仕入れて販売していましたが、自分たちの存在意義・提供出来る価値を考えたときに、自社ブランドの商品開発を始めました。その頃から仲間も増えていきましたね。

その頃から、組織強化に注力していったのでしょうか?

そうですね。社員が15人以上になってきた頃から、「組織づくり」ということを少しずつ考えるようになりました。少人数体制の時は「楽しければそれでいい」ぐらいな考えでしたが、単純に楽しいだけではなく、お客様や社員一人一人の思い、それらに対する会社の存在意義を考えました。その頃から「なぜ我々は仕事をしているのか、ビーボが存在しているのか」などを考え、ビジョンやクレドなどの理念浸透をはかるようになりました。
仕事をするにも、組織をつくるにも、一人では出来ることが限られますし、常に理想と現状のGAPを捉え、その達成に向けてどう組織をつくっていくか。また、そのつくった組織で同じ目標・ビジョンに向けて一緒に走っていくこと、それが理念浸透の第一歩だと思っています。

理念を浸透させるために、何か工夫していることはありますか?

まずミッションやビジョン、クレドなどの企業理念を社員主導のプロジェクトで策定しました。さらにその企業理念を浸透させることについても社員が主体となって実施しています。
現在では、やっと日常会話の中で自然と飛び交うようになりましたが、これは終わりなき戦いで、今後もPDCAを回していくことが重要だと考えているので、定期的にサーベイを実施し理念浸透しているか数値化したりそれを振り返ることでどうアクションしていくかみるようにしています。
そうすることで、社員一人ひとりが「なりたい」に向かって生き生きと仕事をしている状態を目指しています。
ビジョンにもあるように、お客様のなりたい、社員一人ひとりのなりたい、仲間のなりたいの3つの「〝なりたい〟に本気」の実現をしていきます。

そのようなビジョンの実現に向けて、今後どのような方と一緒に働いていきたいですか?

会社のビジョンに共感し、目指すところに対して一緒に本気で突っ走れる方ですね。
採用時、面接でも「ビジョン実現に向けて本気だけどついてこれるか?」という投げかけは必ず行いますし、採用及び組織づくりを社員全員で取り組める会社にしたいです。
新卒採用においては、リクルーター制度という制度を設けており、学生一名に弊社の社員であるリクルーターが一人専属でつき、二人三脚で選考を乗り越えていくスタイルです。
就職活動で学生を成長させること、また選考を通してビーボのビジョンを正確に伝えていくことを目指しています。そうすることで入社後のGAPも軽減されますし社員一丸となって採用を行うことができています。

今後はどのようなことを強化していく予定ですか?

「理念経営で勝つ」このことに軸を置いています。
理念浸透をしていくことで、組織がつくられ強くなり組織力も高まります。そうすることで、事業も自然とうまれてくると考えています。あくまでも事業は理念実現のための手段だと考えているので…
そのため社員から事業発案があった際には、基本的には任せて一緒につくっていきます。新規事業の場合には実行判断してから市場調査をしています。競合がない環境であればつくっていきますし、競合激化している環境であれば、その分楽しめると思いますし。

最後にメッセージをいただけますか。

独立や起業を目指される方には「寝る間も惜しんで働けばなんとかなる」ということは常に言っています。
また、自分のやりたいことや目指したいことがあればやればいいと思っています。日本はリスクを取ることのほうが難しい国ですし、私自身もそう思ってやってきました。今はビーボでしか提供できない世の中への価値があると思っていますので、この会社をつくって良かったと考えています。

「株式会社ビーボ」を詳しく知りたい方はこちら
http://bbo.co.jp/