公認会計士税理士甲田拓也事務所
代表 甲田 拓也

神奈川県生まれ。早稲田大学卒業後、中央青山監査法人、都内公認会計士事務所を経て、2009年に独立開業。

早速ではありますが、会計士を目指すことになったきっかけを教えてください。

父親が会社員でそれは立派だったのですが、私はもっと特殊な仕事に就きたいと思っていましたので、弁護士を目指したことがありました。
今では、父親のような会社員の人生がよかったと思うこともありますが、自分という「個」で生きたいと思い、業界内でのプレゼンスを高めることが存在意義だと考え、それらを世の中で高めていきたいと思ったのです。
そのタイミングで父親の知人から公認会計士という資格の素晴らしさを紹介され、簿記の勉強を大学の時に始めたら面白く、自分にも向いているのではないかと考え、一気に会計士を目指したことがきっかけです。
もともと理系志望で数学が好きでしたので、右と左を合わせるとパズルを解いているような感覚があり、魅了されましたね。

独立してからは、苦労されたことなどはありますか?

売上は独立当初から、特にここ数年は毎月右肩あがりできていますが、自分で対応できる限界もありますし、ここから100人規模の組織をつくっていきたいと考えていますので、マーケティングやマネジメントは今後課題になってくると考えています。

これまで好調なのは、どのような強みがあるからなのでしょうか?

当たり前のことではありますが、お客様のニーズに応えることはもちろん、お客様が期待している以上のプラスアルファの情報を提供するように常に心かげています。
お客様の売上が伸びている時に、どのようにさらに伸ばしていくかというのを話し相手となり引き出し、理念やビジョンを一緒に考え、事業計画を策定して期限を決めて行動におとすことをしていますので、数字を読むだけではない部分でお役に立てているのだと思います。お客様と合宿することもありますよ。
また、SNSもチャットも電話もすべて対応し、困ったときはいつでも私に連絡するようにお伝えしていますので「優秀なスタッフさんのみならず、甲田先生も対応してくれるから安心して任せられるね」と言っていただけることがうれしいですね。

今後、目指していることはありますか?

業界上位にプレゼンスを高めて、後世に残せるような事務所になりたいですね。海外展開も考えています。
また、融資分野のニーズが多いのでその入口を増やすことや創業のお客様をターゲットとしていこうと考えていますので、融資や助成金支援に力を入れていこうと考えています。プレゼンスやブランド力がないとお話がくることもないと思いますので、まずは事務所を大きくし、そのためにコンサルティングや事業再生なども行っていきたいと思っています。年輪経営で適正規模に応じた成長をしていきたいですね。

それらの実現のために、どのような人と働いていきたいですか?

私と価値観が同じような方と一緒に働いていきたいですね。
私自身は、生きた証をつくりたいと思っていて、例えば、人生は有限ですので、突然死した時に「あいつは自分が生きたいように生ききったね」と笑って言ってもらえるような人生にしたいと思っています。人生って、他人から見て面白いやつだと思われないと意味がないと思うのです。
キャラが濃いと言われることもありますが、それは褒め言葉だと思っていますし、私としても筋を通した生き方をしている人が好きですね。

最後に、メッセージをいただけますか。

私は、士業がAIにとって代わるとは思っていませんし、競争が激化していますので、昔みたいに先生業とかではなく「お客様」という気持ちをもって常に対峙していく必要があると考えています。
税理士は独占業務であり一定のお客様はいますので、独立しやすく、やっていて楽しく自由ですね。その分、自分の努力に見合った仕事であり、責任を負わないといけないと思いますので、心身ともにタフでないとならないと思っています。
一番は人が好きで、「あの人どうしているかな」と思えるような人で、勉強好きで向上心がある人が向いていると思います。

 

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