やまだ社会保険労務士事務所
所長 特定社会保険労務士 山田 隆司

東京都生まれ。大学卒業後、総合病院勤務を経て14年間、健康保険組合に従事。
資格得喪・保険給付業務、制度構築、システム開発を経て、2004年10月横浜市緑区にて、やまだ社会保険労務士事務所を設立。
2005年5月東京都町田市に事務所移転。

早速ではありますが、社労士を目指されたきっかけを教えてください。

私は病院に勤めていた時のことですが、院内で改善すべきことがあったとしても、病院の事務職は無資格ですのでなかなか通らないということが頻繁にありました。それであれば、資格を取得し、自分自身のステージをあげていく必要があると考えたのです。
その後、ヘッドハンティングされて健康組合に入りましたが、組合員としての資格要件を適正に調査しなくてはならないこととなり、その調査がきっかけで、社会保険労務士の試験を思い出したのです。その後は、ご縁を経て社会保険の提案をさせてもらったことが始まりとなり、紹介で広がっていきました。
正確な知識をもって提案することで、相手の反応はこんなにも異なるということを実感し、趣味も何もかもやめて試験勉強を再スタートし、取得後の2004年に開業しました。

開業後に苦労されたことはありますか?

開業後は徐々に仕事が増えていったことは良かったのですが、その分、人材が足りないことには苦労しましたね。
税理士は毎月決算の手続きがありますので必要とされるのですが、社労士は自社で対応すると言われることが多かったので、顧問契約していただくために給料計算を受けるようにしたところ、自分だけでは対応できない程になっていきました。
家族も巻き込むまでになってしまったことをきっかけに、給料計算の業務をセーブしながらも、いかに労務管理が大切であるか知ってもらうために、質の高い費用対効果のある業務を提供していくことにしました。

現在では、どのようなことを大切に支援をされているのでしょうか?

「困った」を「良かった」にをコンセプトにしていますので、依頼者の気持ちに寄り添うことを大切にしています。
ご来所してくださる方には、事故関係でのご相談もありますので、「ありがとうございます」ではなく「お疲れ様です」と伝えるようにしていますし、今の辛い気持ちにも共感しながら、今後の見通しなども絵で示すように心がけております。
常に依頼者の「困った」を解決したいと思っていますので、あくまで依頼者の利益を重視し、こちらの誘導ありきで弊所の利益を重視するようなことは絶対しません。
だから、自然と相手の期待を上回ることを提供しているのだと思います。

今後、目指されていることはありますか?

現在スタッフも女性や主婦の方が多いので、その方たちが働きやすい環境をつくり、保育所まではいかないですが、お子さんも自由に連れて来てもらえるようにしたいですね。
また我々が提供していきたい価値としては、がん患者さんなど、生きるために治療が必要であり、そのためには収入が必要である患者さんが人生を全うするために、何をしたいか聞き、その夢をささやかでも叶えられる就業体をつくり、その先の家族とつないでいきたいです。

それらのことを実現するために、どのような人と一緒に働いていきたいですか?

今後、更なるビジネス展開をしていく上では、スタッフだけではなく、お客様やパートナーと一緒に進化していくことが重要となり、協力する時代になると思っていますので、新しい施策にも動ける専門家集団を増やしたいです。

最後に、メッセージをいただけますか。

士業に就く上で、国家資格を取得したところで人生は変わらないと考えています。
この業界で活躍したい、という思いがあるのであれば邁進してほしいです。他に呼び名がないから「先生」と呼ばれるのではなく、心から「先生」と呼ばれるように努めていきたいですものね。
相手のことを思って真剣に考え、やってはいけないことも見極め判断することを、見つめ直すことが重要であると思います。

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