代表取締役 浅野 裕亮
1978年生まれ。2002年に株式会社キーエンスに新卒入社。約8年コンサルティングセールスに従事したのち、2010年にブライダル情報サービスのベンチャーを創業、代表に就任。
2013年に社会貢献の為の革新的なプラットフォームを創るため株式会ONE ACTを創業、代表取締役に就任。
世界で初めてAIを搭載したソースコード取引所『PieceX』（WEBプラットフォーム）を世界220カ国以上に展開中。
ONE ACTは2社目の創業だと伺いました。独立することは以前から考えられていたのでしょうか？
独立したいと考えていた訳ではなく、自分のやりたいことをやれる環境に身を置きたいと常に考えていました。
新卒で入社したキーエンス社は、「世の中で一番厳しい会社」と言われていたことに興味が湧いて入社しましたが、同じ価値観のもと全員が100%以上を目指すという会社でしたので、大いに成長できましたが、この先の自分のさらなる成長や可能性を考えたときに、外のもっと広い世界に身を置きたいと思っていたタイミングでご縁と重なり一社目を起業しました。
きっかけはブライダル関係の事業をやりたいという知人達のサポートで代表を務めたのですが、その後やはり自分がやりたいサービスをしたいと考え、今の会社を立ち上げました。
世界にないサービスであり、世界NO.1を目指せるサービスを提供したいと考えていましたので、日本というフィールドではなく最初からグローバル展開することを決めていました。
独立されてから、苦労されたことなどはありましたか？
ビジネスをする上で、上手くいかないことや反対に上手くいくことはどちらも常にありますし、失敗は成功までの過程だと思っていますので、苦労していると思ったことはありません。
自分の仕事において、長期・短期的な視点で考えていますので、最低限の失敗の限度はみて動いています。
もとから世界を視野に入れていたとのことですが、どのような経緯があるのでしょうか？
自分でサービスをつくるからには世界でNO.1のサービスをつくりたいと考えていましたし、世界で初めてのサービスで世界一の新しいインフラをつくることが最も社会貢献になると考えていたからです。
日本NO.1だと狭く、目指すならグローバルスタンダードをつくりたいと思っていますので、世界を視点に事業をしています。何事においても上を目指すことに損はないと思っていますし、初めから軸をグローバルとして取り組んできました。
そこで世界に共通するものは何か考えた時に、WEBであり、世界基準でもあるソースコードに着目したのです。
なぜ、「ソースコード」に注目されたのでしょうか？
スケールを考えても世界の真ん中からビジネスをしたいと思いましたし、業界を問わずすべてに関わるものがソースコードで、波及力のあるICTを使って世の中の課題解決に直結するサービスにしたいと思ったからです。
もちろん自分達の会社にもこのサービスが必要だと思いましたし、他社の課題解決もできると考えたのです。
その上で、貴社にしかない強みはどのような点にありますか？
同じようなサービスを提供している会社はまだ世界でも１０社もないくらいなのですが、私たちのサービスが他社と決定的に違うのは価格をAIが決めていることです。ユーザー個人ではソースコードの価格設定をすることが難しいため、公平性を生むためにもAIが価格を動かすシステムをつくりました。
このシステムは世界初で１２月に導入したばかりなのですが、国内ではすでに特許申請済みですので、次は海外でも特許を取得していく予定です。
あとは在籍しているエンジニアが非常に優秀ということですね。
進出先として、なぜフランスを選ばれたのでしょうか？
現在弊社には8カ国の社員が在籍しているのですが、フランス人エンジニアが将来的にフランスでもチームをつくりたいという想いを持っていましたので、海外拠点の一つ目としてフランス支社を設け、彼に支社長を任せることにしました。
今後も海外での拠点を増やすことを考えていますが、ICTの発展度合いやソフトウェア開発産業が盛り上がる国かどうかで判断していくつもりです。
その情報収集のためにも、常に多国籍は意識していて、なるべく同一国出身者とならないように雇用をし、他の国の情勢や情報を共有することで常に新しいアクションを考えるきっかけになるように常にアンテナを張るようにしています。
次の一手について、教えてください。
本格的なプロモーションを行い、私たちのサービスをより多くの方に知っていただきたいと考えています。
私たちのプラットフォームに良質なソースコードがたくさんあることが重要ですので、プロモーション以外にも優れた企業とのアライアンスなども積極的に取り組んでいきたいと思っています。
それらのことを実現するために、どのような人と働きたいですか？
フラットな会社ですので、自分でしっかり計画を立て、管理できるような方と働いていきたいです。その上で、一つのことを突き詰めて頑張れる方ですね。一つのことを突き詰めれば結果もついてくると思いますので、まずはそういったことができることが重要です。
また、当社は多国籍なメンバーが一緒に仕事をしていて価値観も異なりますが、いいサービスをつくりたいという想いは一緒ですので、環境やモチベーションに左右されずに自分の軸で会社のスタイルにフィットさせられる方を求めています。
最後に、海外進出を考えている方へメッセージをお願いします。
進出したいと思っているのであればすぐにでも進出したほうがいいと思っています。
現地にマーケットがありビジネスとして成り立つ可能性があるのであれば、計画に時間をかけるよりもすぐに実行した方が良いと思います。進出してから見えることのほうがたくさんあると思いますので、進めながら修正していくほうがより良い結果を得られると思います。
これだけ開かれた世界ですので、やるからには世界NO.1を目指して突き進んで欲しいです。
「株式会社ONE ACT」を詳しく知りたい方はこちら
https://oneact.jp/