代表取締役社長 金 笑榮
女性が活躍する社会を目指し、女性の美と健康を支援するために起業。
「SODAJIMAヘルス＆ビューティケアサロン」を経営。伝統美容を科学する研究者でもある。
2014年〜2017年まで、ミス・ユニバース・ジャパン・ビューティーキャンプ講師として、美肌の国から伝える美容文化や美肌の技、キレイになる心美学を伝授。
2017年、ミス・ユニバース日本大会審査員を担う。
2002年、日本文化振興会より「社会文化功労賞」受賞。
2003年には、「フランス政府特別功労賞」、「国際文化栄誉勲章」受賞。
金社長が、起業したきっかけを教えていただけますか。
私が育った韓国は、「美肌の国」と呼ばれる程に美容に根強く、美容とは健康を鍛える生活の一部であると考えられています。
そのため、韓国の伝統美容を始め、日本のエステティックやフランスの医療エステを学び、より多くの美と健康への技術として発信していきたいと考えたのです。
美意識は人や時代によって異なりますが、健康を土台にした美を持ち、より多くの女性に貢献していきたいと考え、多くの女性の美と健康を支援するために、起業しました。
これまでの経営において、苦労されたことなどはありますか？
そうですね、一番苦労したと共に良かったと感じたことは、東日本大震災の時ですね。
ちょうど当時もお客様のケアに入っていたのですが、お客様と共にベッドに潜り込み、死ぬ覚悟で守りました。その後も、どんどんお客様がサロンに集まってきたのです。ミルクをあげるにも水がなくて頼っていただいたり、怖いではなく、一緒に頑張ろうという想いで来てくれました。
幸せな瞬間や楽しい瞬間もありましたが、死を間近に感じた瞬間も共に過ごしたので、その人々の心と共に、この先も一緒に生き続けたいと感じる出来事でしたね。
ケア以外においても、お客様のことを大切に考えているのですね。
そんなお客様に選んでいただくために、工夫されていることはありますか？
私は、多くの女性の美と健康を支援していきたいと思っています。心の健康や幸せを考えていますし、そういった人をつくるのが夢です。現在でも、2歳から90歳くらいまでの方々に通ってもらっているんですよ。
そのために、女性の美と健康を支えていきたいと考えています。美の成長の先に幸せがあると思っていますし、「明日も頑張れる」と思ってもらいたいと考えています。そうすることで、その人のためだけではなく、私自身もその人以上に幸せを得られるのです。
これが、私が思うポジティブであり、「心の美容」の元なのです。
多くの女性の中でも、ブライダルエステで通われるお客様が多いと伺いました。
起業して長年、このサロンでは多くの花嫁が生まれ、その娘たちがお嫁に行く二代、三代まで通うサロンとなりました。
もともと韓国では、6ヶ月〜1年かけてブライダルエステのケアをすることが多く、その技術を日本でも広めていきたいと思ったのです。
綺麗に健康にスタートラインをきれると幸せになると思います。心の美学や生活の美学が重要となりますので、そういったところから伝えていきたいと考えたのです。健康でないと綺麗にはなれないと思いますし、食事のケアも必要で、心が幸せになることで綺麗になると思っています。
サロンケアを通じ、ご自分の美を見つけ、健康を守り続けることができる「美の自立」として見送ってあげ、ブライダルエステをスタートラインとして美を伝えていきたいですね。
今後、目指していることはありますか？
お客様の美と健康をお守り、サポートできるサロンでありながら、より美と健康のお役に立つため、「SDライフセラピー研究所」を立ちあげました。
セラピストを育成し、幸せを伝えられる仲間をたくさん増やす予定でおります。
施術者としても60〜70代になっても現役で頑張れるサロン経営者を育成し、消費者側も経営者側も持続可能な健康美容を伝える貴重な存在として、あり続けますよう支援していきたいと思います。
その技術を学んでもらい、美をお裾分けすることで、もっと素敵な美容人材が増えることになると思いますので、そのことを叶えていきたいです。
若い世代の方々の支援もされていると伺いましたが、どのようなことをされているのでしょうか？
美と健康を通じ、前向きでありポジティブな女性として、社会で活躍できる「プレ社会人」への支援を行なっております。大学生や若い世代に講演会を通じ教壇に立つこともあります。
例えば就職活動の時に、どのようなメイクをするべきか、食事に気をつけた方がいいか、どのような服装を身につけて面接に臨むべきかなど、「美」という入り口を通じて美を科学することで、本質的な「心の美学」というものを現代を生きる女性達に伝えていきたいです。
将来的には、女性の成長を支援し、心の目や美学をもつ「女侍」を育てていきたいと考えていますので、それらの根拠をエステだけではなく、科学で証明できるように研究を重ね、論文も書いています。
それらを実現していくために、どのような人と一緒に働いていきたいですか？
人が人を愛することは、技術より大切なことであります。そのため、人を愛し、自分の仕事を愛す方と一緒に働いていきたいです。お客様の望みや希望を無言で受け入れ、お客様にお供できる行動力のある方です。
経験や実力があっても、若いうちに出産を経験してこれまでのステージから離れた人もいると思いますが、美と健康を学術的な観点からも、学問的な世界からも共有でき、自分のスキルアップに情熱を持って取り組めるような、多くの仲間を増やしていきたいと思います。
最後に、一言いただけますか。
私は、日本文化振興会より「心に平和をもたらす仕事」として、世界平和功労賞をいただきました。
今や世界に戦争は少ないですが、現代の生きる人々の心には戦争が起きているような気がします。その一人一人に美と健康を通じて、心の平和を与え、ポジティブに明日を生き、前向きの人生として輝けるような「心の美学」を持ってほしいです。
美と健康を通じて、より多くの女性が、明日を生きる「心の美容」として存在し、日本全体を元気にしていきたいと思っています。
そうすることによって、多くの女性がが笑顔になると信じています。
「笑田嶋株式会社」を詳しく知りたい方はこちら
http://www.sodajima.com/