株式会社プロラボホールディングス 
代表取締役会長 佐々木 広行

神奈川県出身。 早稲田大学卒業後、一部上場企業を経て、1998年 総合マーケティング企業を設立。 コピーライター、プランナーとして企業のプロモーション企画、マーケティング、ブランディング戦略のコンサルティングを手掛ける。 船井総研や毎日新聞社での講師実績もあり、多くの実績を残して圧倒的な支持を得る。
その後、2002年に株式会社プロラボ ホールディングスを設立し、取締役会長に就任。
2015年には、株式会社プロラボソリューションを設立し代表取締役に就任する。

佐々木会長は、もともと起業することを考えていたのでしょうか?

子供の頃から起業を目指していたこともあり、30代までに独立することは決めていましたね。
大きい会社に入ることには興味がなく、自分自身で事業を起こしたいという想いが強かったですし、憧れていました。
自分自身がイメージしていたことを実現したいと思っていましたので、川崎市から創業支援制度を受け、フリーペーパー事業で起業をしました。

そこから、エステ関連の事業をスタートしたのは、どのようなことがきっかけだったのでしょうか?

独立して4年後に、フリーペーパーから広告代理店事業に拡大していったのですが、その際に横浜でチェーン展開しているエステサロンの広告出稿をお手伝いした時に、オーナーからフランチャイジーとしてエステサロン経営のお誘いをいただき、1号店目を出したことがきっかけです。
何事もやってみないと分からないと思いましたのでチャレンジしたのですが、やり始めたら、どうやったら成功するのかなど追求することが多く、失敗を重ねながらも店舗展開をしていきました。

なぜ、サロン運営からメーカー業に転換されたのでしょうか?

エステサロンを運営する中で、お客様をより綺麗にするためには、外側からの技術だけではなく、それ以上に必要なことがあると思ったのです。
ただ、サロンで売られている商品に良いものがあまりなく、それであれば自分たちで作れないかと考え、2005年くらいから商品開発を始めました。展示会や仕入れ先を増やしても、良い商品と出会えなかったんですよね。
また、リソースが限られている中で、メーカー業を追求するのであれば1点集中した方が結果も出ると思いましたし、エステティックサロンは開業が簡単ゆえに経営するのには難しさがあり参入障壁が低いものだと思いましたので、オンリーワンの商品をつくるメーカーに転身しました。

商品開発も自社ですべて行っているのですね。

そうですね。きちんとエビデンスのある原材料や結果のでやすい原材料など、自分たちであらゆる処方を試しながら研究開発していきました。
原材料選定の段階から、処方、クリエイティブ、最終製品化に至るまで、一切の妥協を排除しプロデュースしています。
2008年にビューティーワールドジャパンに出展したことをきっかけに、本格的に展開し始めましたが、最初はハーブティーから初めて、プラセンタ製品や酵素ドリンク、サプリメントと商品の幅も広げていきました。

自社で開発から販売までされているとのことですが、今までに苦労したことなどありますか?

他社には真似のできない事業モデルをつくりだすことが一番難しかったですね。
事業モデルが確立するまでは、浮気されやすく、売上も安定せず、価格競争に巻き込まれることが多かったです。
だから、モノ売りではなく、その先にある健康や美を追求することで、オンリーワンのビジネスモデルを確立していくことに専念し、勝ちパターンのモデルをつくることで、それらをブランド化して大事に育てていきました。
参入障壁の高いモデルをブランド化し、人を育て、人もブランドになり、一歩一歩勉強しながら進んでいきましたね。「一番になれることしかやらない」という意識が大切だと思っていますので、その精神が今をつくっているのだと思います。

お客様から選んでいただけている魅力は、どのようなところにあると思いますか?

女性が手に取りたくなるような外観のデザイン性にこだわった、プロ専売品であること。
開発コンセプトを「プロ仕様・安全性・学術エビデンス・クリエイティビティ」としているように、食品添加物を使わず、科学的エビデンスも取得し良いものをつくっていますので、実際に飲んで体感してもらっています。
また、全国に2万以上のエステサロンがある中で、約1万2000店舗の導入実績がありますし、海外のサロンからの引き合いも多いので、それだけのお客様にも利用いただいているのだと思います。

今後は、どのようなことを目指しているのでしょうか?

2020年には、「アジアNo.1のインナービューティブランド」になろうとスローガンとして掲げています。
「インナービューティ」というのが日本では広まっていますが、食をコントロールして綺麗になろうということが海外の方からも注目され始めており、パートナーや契約を進めている国もあります。
もちろん、世界No.1も目指してはいますが、まずはアジアで安全なクオリティの高いものを提供し、インナービューティを広げていきたいと思っています。

「アジアNo.1」の実現のために、現在課題となっていることはありますか?

人の成長ですね。
今まで考え方重視できましたので、考え方+能力面をどちらも底上げしていくこと。人が成長する仕組みを作ることで、仕事力が高まっていくと思っています。
そのためには、素直で前向きで努力好き、あと感謝ができる人と一緒に働きたいですね。大企業ではないので、自分を少しでも成長させ、力をつけていきたい人は必要としています。
アジアも見据えたグローバルな環境で成長したいと思える人でないと、価値ある人材として生き残れないと思いますし、外国の方でも優秀な人材が日本にもたくさんいると思いますので。
そのため、会社としても価値のある人材を増やしていきたいと思っています。

最後にメッセージをいただけますか。

誰もが始めやすいのがサロンビジネスです。独立もしやすいということは、競争が激しくなりやすく、それを覚悟して自分にしかない差別化ポイントを意識し、特徴のあるモデルをつくっていってほしいと思っています。
ビジネスという戦場において競争力のある勝てるモデルをつくっていく必要があると思いますし、ある程度グローバルな視野が必要になると思いますので、世界やアジアなどを意識してビジネスをつくっていく方が良いと考えています。
弊社も、インナーケアの商品開発だけでなく、医学レベルでの知識啓蒙や、アウターケアのマシン提案など行い、取引先サロンが勝てるモデルがつくれるよう、トータルでサロンサポートができるメーカーを目指しております。

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