株式会社デイライズ
代表取締役 山本 修士

会社勤務を経て26歳の時に美容学校に入学。
数ヶ所の美容院での勤務を経て、2013年に独立し、株式会社デイライズを設立。

早速ではありますが、山本社長が美容師を目指されたきっかけを教えてください。

もともと肉体労働の仕事をしていたのですが、25歳の頃に将来のことを改めて考え直すタイミングがあり、その時に叔母から美容師をお勧めされたことがきっかけです。
26歳という、一般的に美容師を目指す方とは異なるタイミングで美容学校に通い始めたので、誰よりも先にスタイリストになることを決め、学校に通いながら美容院で働いていました。
当時は独立願望もなかったのですが、大手のチェーン美容室をやめた時に、そこで働いていた先輩がお店を出したことがきっかけで、私自身も自分のお店を持ちたいと思うようになったのです。

独立されてから、苦労されたことはありますか?

独立する前、働いていた店舗でアシスタントをしていた時に、手品などをして自分のことを覚えてもらい、お客様についてもらうようなことをしていましたので、独立した時もお客様が引き続きついて下さり、集客面の苦労はそこまでありませんでした。
ただ、これまでに様々なことに挑戦しては失敗してきました。美容院ですので、人間関係には苦労しましたね。
これまでも、明確な目標もなくお店や会社もつくり、給料も評価制度などを設けずに決めていましたので、あとから歪みが現れその時に人が離れていき、いろんなことに気づかされ、私自身の考え方も変わっていきましたね。

それらをどのように乗り越えていかれたのでしょうか?

今までは自分のことしか考えていなかったのですが、人を雇うことの重要性や、従業員が増えたことによって、もっと彼らのためになることを考えるようになりました。美容師から経営者の視点になることの必要性に気づかされましたね。
また、自分が美容室で働いていた時に嫌だと思っていたことがありましたので、自分のお店ではそのようなことがないような環境をつくりたいと思っています。

店舗づくりに対するこだわりなどはありますか?

店舗づくりに関しては、その時々の店長がやりたいような店になるよう任せています。
自分自身ではなく、人が楽しくしていることを見ていることが好きで、新しいことを始める時のワクワク感は、自分も相手も楽しいと思います。また、私が思っていることがすべて正解だとは思っていませんので、スタッフに任せるようにしています。

今後、目指していることはありますか?

会社としては組織づくりを強化しており、企業として堂々とできる、スタッフ全員が幸せと思えるような会社をつくろうと考えています。店舗展開も明確な目標をおいている訳ではありませんが、働いているスタッフが必要と思えば出店も考えていきたいと思っています。
お客様にとっては、気軽にお越しいただきやすいお店をつくること、また「あの人に会いたい」と思ってもらえるような、また次の楽しみがあるお店にしていきたいですね。
そのために、美容師として様々なことに興味をもち、協調性をもってどんどん行動していけるような方と働いていきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

私自身は、独立してよかったと思っています。やりがいはありますし、まだ出来上がってないことも多いですが、まだまだやることがあるので楽しいです。
また、何事も思い続けて行動することが大切だと考えています。アシスタントであれば、なりたいスタイリスト像を想像して思い続けること。経営者であれば、従業員の話を聞くことや、現在では組織化が課題であり、やることもたくさんありますが、それらをポジティブに捉えみんなのためにどうしたらいいかを考え、良い環境に変化させる気持ちを思い続けることで実現につながってくると思っています。
私がつくる会社も色が出ると思っていますので、業界にはまらないカラーの会社をつくり、変化を起こしていきたいですね。

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http://www.derise.biz/