弁護士 星野 宏明
千葉県生まれ。北京大学への語学留学を経て、早稲田大学法学部を退学し、慶應義塾大学大学院法務研究科を修了。
2011年に司法試験合格。中国広州市にある敬海法律事務所での実務研修、弁護士法人 淀屋橋・山上合同(大阪弁護士会)勤務を経て、弁護士法人 星野・長塚・木川法律事務所を開業。
早速ではありますが、どのような経緯で弁護士を目指されたのでしょうか?
私は、もとから弁護士に従事したかっというよりも、サラリーマンとして働くのではなく自分で事業を起こすことに興味がありました。学生の時にアルバイトをしていましたが、組織の中で働くのは性に合わず、自分で物事を決断して行動したいと考えていました。
一方で、安定するために独立しやすいのが士業だと考え、挑戦するのであれば難しくてやりがいのある弁護士だと思ったのです。
独立してから、苦労などはありましたか?
忙しさに波があり、休める時には休んでいますので、正直楽しいことしかないですね。他の事務所に勤務していた時と比べると、経営していくにあたり働く喜びを感じられますし、成果に直結しますので、良いと思ったことしかないですね。
どんなことを強みとしているのでしょうか?
中国語を使えることは、強みとしています。英語が堪能な弁護士はたくさんいると思いますが、中国語を扱える弁護士は少なく、他の人がやらない分野に力を入れたいと思い武器としました。
大学時代に北京大学に留学し、広州の法律事務所で研修し、以前の事務所でも中国案件の対応をしていましたので、現在でも案件の3割くらいは中国語を扱う案件になります。例えば、日本在住の中国の方や中国在住の方、また中国が絡む取引案件など、多岐に渡ります。
それ以外にも、お墓や獣医、農地、太陽光や介護、不動産など幅広く対応していますが、新しい案件ができた時に積極的に対応するようにしています。
お客様を対応する上で、工夫していることはありますか?
基本的なことでは、報告のレスポンスや折り返しのお電話など、翌日までには必ず対応いたしますし、経過の連絡は細かく行い必ずメールで残すようにしています。
お打合せの際には、9割は自分が話すようにしています。お客様の話を徹底して聞く弁護士もいますが最終的な選択はお客様がすることですので、選択肢を与えるのではなく、ある程度結論を示すことも重要だと考えているからです。だから、フリなことや厳しいことも言い過ぎるくらい伝えています。
そうすることで、お客様にはトラブルを忘れて、新しい次の人生を進んでいってほしいと思っています。
今後、目指していることはありますか?
基本的には、紹介のお客様だけを対応させていただきたいと考えています。インターネット経由のお客様と紹介のお客様では信頼関係が異なりますし、紹介のお客様の方がコミュニケーションも取りやすく、お互いの信頼構築もしやすいと考えているからです。コミュニケーションがとれないと、先方の利益にもならないと思いますので。
そのため、気軽に相談できる事務所ではなく、困った時に頼ってもらえる、古き良き硬い法律事務所を目指しています。だから、弁護士の字も「辯」という難しい漢字を使っているのです。
気軽さを売りにしている事務所もあると思いますが、我々は厳格さを保ち、一つ一つの書面を美しくつくることを最重視していますので、無料相談なども行っていません。
紹介のお客様を増やすために、どのような取り組みをされているのでしょうか?
一番は、今対峙している事件の満足度をあげることですね。結果は左右できませんが途中で予想がつきますので、経過のコミュニケーションをきちんととることで、早めの情報共有をすることを心がけています。
また、弁護士は現場にいくことが大切で、現場に出向くことでお客様との接点構築にもなりますし、自分の目でみることで書きやすくなります。
それらのことを、どのような人たちと実現していきたいですか?
今後、支店を増やすことは考えていますが、任せられる人が必要となります。
そのため、独立心があって自分で仕事を取ってこれる人ですね。法律事務所の経営は、事件を案件化し、処理、報酬をもらうという3つのステップが必要で、すべてにおいて丁寧かつ的確に対応できる人と一緒に働き、将来的には任せていきたいですね。
最後に、メッセージをいただけますか。
私は、独立してよかったことしかありませんし、独立した人で食べていけていない人は見たことありません。自分の名前で受けた事件のみ対応することは責任もあり、やりがいも異なりますので、働くことが楽しく辛いことはありません。
だから、独立したいと思っている人には、足を踏み出して、勇気を出して取り組んでもらいたいと思います。
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