株式会社StyLe
代表取締役社長 石川 瑛祐

2012年に社長へ直々に一通の応募メールを送り、株式会社subLimeに入社。店長を経て、独立。
その後、2014年に株式会社StyLeを設立。仕事であそぶ。働くみんなで苦楽を共にし勝ち、自分たちが望む未来を切り開き続けることを意味しています。

石川社長は、もともと飲食業での独立をすることを考えていたのでしょうか?

そうですね。もともと面白いことをしたいと思っていましたので、独立することは考えていました。ただ、野心だけはあって、やりたいことも見つからずにいたのですが、何か行動に移さねばと覚悟を決め、その時に飲食店の求人募集を見て株式会社subLimeの社長へ直々に応募のメールを送りました。
その後subLimeに入社しましたが、独立までの大きな道のりの一つとなりました。

飲食業は、独立のきかっけの一つだったのですね。現在では、多店舗展開もされていると思いますが、どのようなこだわりを持っているのでしょうか?

そうですね。特にこだわりなどはないですが、みなさんがやりたいことを実現させていけたら良いなと思っています。これは創業当初からの想いではありますが、社員のみなさんがやりたいことを実現できるステージを提供し、みなさんが叶えたいことを楽しくできたら良いと思っています。
実際に、社員からもやりたいことのアイディアがたくさん出てきますので、とにかく自由に任せるようにしています。
応募者にも求めることは特にないのですが、その方の能力が最大限になるステージを用意していますので、採用時にはやりたいことが何か必ず確認しています。そのため、入社後には社員と「やりがい面談」を実施して、積極的にコミュニケーションをとっています。その人自身のことを本気で考えていますので、やりたいことがない方へは、こちらからも提案します。

社員の方のことを本気で考えているのですね。今までの経営で苦労されたことはありますか?

一時、社員のやりたいことではなく、お金を稼ぐことに注力した時期がありました。
お金を稼ぐためには出店だと考え、いろいろ展開したこともあったのですが、辞める人間なども出てきて、息苦しい会社になり本末転倒になってしまいました。
特に、今の幹部のうちの一人から辞めたいと言われた時には、一から会社の経営方法を考え直すようにしました。主力の幹部に辞めたいと言われ、何のために会社をやっているのか、このままでは間違った会社になってしまうと思ったのです。
それからは、頑張った人が給与をもらえる会社ではなく、辞めない会社をつくろうと思い直しました。給与ではなくやりがいを重視し、社員の従業員満足度に注力するようにしました。

社員の方を大切にしているからこそ、経営方針を改めたのですね。

そうですね。今では、毎月全員に対して給与査定をしています。これらのことも、昇給させたいということもそうですが、どうやったら昇給させられるか、その人のことを考える機会をつくるために行っています。
評価されること、することが大切だと思っていますし、一番相手の顔を思い浮かべて考えると思うんです。そのため、社長は全員を、幹部は部下を、一社員はアルバイトを評価しています。社員全員が評価される側であり、する側でもあります。自分のこと以上に人のことを考えることが飲食の基本だと思っていますし、それが接客に活かされていると考えています。
創業背景でもお伝えしたように、楽しいことをしたいと思っていますし、楽しいことをし続けるには利益を出して、従業員や顧客満足度をあげることが必要です。また楽しいことをし続けるにはお金が必要ですし、仕事を遊ぶようにできたら良いと思っています。だから、社員も友達が増えたみたいに思っていますよ。

社員に求めることも「自由」であるとのことですが、今後どのような方と一緒に働いていきたですか?

優秀な方ならどんな方でも一緒に働きたいですね。
私自身が求める人物像を決めてしまうと偏ってしまいますし、社員のみんなが良いと思えれば違った方向を見せられると思っています。また、様々な方が集まって化学反応を起こして、文化が起きると思うんですよね。
結果、楽しく働いてもらい、入って良かったと思って欲しので、仕事を遊びだと思える人に入社して欲しいと思っています。「明日仕事だ」とか「明日休みだ」という感覚もなく、楽しく仕事をして欲しいですね。最初は仕事だと思えない人もいると思いますが、どんどん成果を出せれば楽しくなり、仕事と遊びの境目がなくなると思いますので。

今後、目指していることはありますか?

大きな戦略などはありませんが、制限を取っ払うことが私の仕事だと思っています。制限をなくすためには、利益を出し続けることが必要だと思いますし、制限をとるために給与や労働時間の制度をあげることをしていきたいです。

最後にメッセージをいただけますか。

飲食業界はマイナスのイメージがある業種ではありますが、実際にはお客様や業者、従業員など関わる人が多い仕事ですし、楽しい仕事だと思っています。
関わる人が多いということは自分よりも人のことを考える仕事だと思いますし、その人に喜んでもらい、そういった素敵な心をもった人が働いているところだと思いますので、みなさんにも是非、楽しんで働いてもらいたいと思っています。

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http://sl-style.com/