ファイブゲート株式会社

代表取締役社長 山下 雅弘

国内の大学卒業後に渡米をし、アメリカの大学院を卒業。現地にて通信関連事業を起業。
帰国後、2003年にファイブゲート株式会社を設立。

山下社長は、もともと起業することを考えられていたのでしょうか?

最初から考えていた訳ではなかったですね。
もともとはイギリスの国際機関で働き発展途上国の支援をしたいと考えていて、イギリス留学が決まっていました。その前にアメリカで勉強を積もうと考えて滞在して5年が経っており、当時インターネット・バブルで自分でもビジネスができるかと考え、起業しました。
一方で帰国してみると、日本の方がインターネット回線やインフラも進んでいる状況でしたので、日本でビジネス展開する方が面白いかなと思い起業しました。アメリカで従事していた通信事業の経験を踏まえ、現在の「Point Income」のWebサービスのアイディアにつながっています。

これまでの経営において、苦労されたことなどはありましたか?

10年程前にエンジニアと運営側で同じベクトルを向けずに、うまくいかなかったことですね。私自身も統制ができず、現場に任せっきりのところがありました。
そのことがあってからは、各現場にポジションを与え、一人ひとりが責任感を持って仕事ができる組織づくりをするようにしました。

組織構築について工夫されてきたのですね。
貴社ならではの強みなどはどのような点にありますでしょうか?

ポイントサイトや動画サービスなどは他にもあり大きな差はありませんが、我々は個々の価値観を重視することで自由に仕事ができている点にあると思っています。
10人いれば1人ひとりに事業創出を求めるのではなく、攻めも守りも必要だと思いますので、適切に配置することを心がけています。野球に例えると、ホームランバッターが9人いても勝てないと思いますので。

従業員一人ひとりのことを考えていらっしゃるのですね。

そうですね。居心地の良さからか、社員同士が自然と仲良くなることも多いですね。
育児休暇の復帰率は100%ですし、ポジティブに卒業し出戻ってくる人や友達紹介なども多いですよ。

今後は、どのようなことを目指しているのでしょうか?

今まさに考えていることではありますが、海外展開は視野に入れています。
日本のキャパシティの問題だけではなく、日本のインターネットビジネスや特にコンテンツビジネスは、海外では通用しなくなっていると考えています。
そのため、制作段階から海外に通用するようなコンテンツ作りを行い、日本の市場を制覇した次に海外を目指すことを視野に入れ、スタンダードを変えていく必要があると思っています。

まずは日本の市場を制覇するために、考えていることはありますか?

現在、ユーザー数も売上も増加傾向にありますので、継続しいくことが必要だと考えています。また、自分たちのサイトだけでなく業界全体の認知度をあげ、一人でも多くの人に知ってもらえるサービスにしたいですね。
ビジネスとは離れるかもしれませんが、オフィスに来社いただき、コーヒーを飲んだ時に美味しいと思ってもらいたいので、豆の選定から行い「日本一美味しいコーヒーを出す会社」も目指していきたいです。

これらのことを、どのような方々と実現していきたいですか?

グローバル展開も考えていますので、外国の方はもちろん、好奇心旺盛な人と働いていきたいですね。
失敗することも多いと思いますが、失敗したら何もできなくなりますので、楽観的に考えることができ、失敗してもくじけない人を求めています。

最後にメッセージをいただけますか。

自分自身で計画や考えていることがあれば、失敗を恐れずに行動した方が良いです。
ネガティブなことや、やるかやらないか迷う事自体が失敗につながってしまいます。
根拠があれば誰かしらに否定されることはありますが、根拠がなければ誰にも否定されませんので、自信を持つことが大切です。

 

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https://fivegate.jp/