株式会社アイディール
代表取締役CEO 小林 淳

世界初のモバイルターゲティングメールのメディア企業に就職後、2001年某大手企業子会社のプロモーション企業にてリアルとインターネットを繋ぐ領域のビジネスにおいて、幅広い業種の販促活動にたずさわる。
2005年にCRM企業の取締役に就任し、新規事業立上業務などを経て、2007年に株式会社アイディールを設立。

小林社長は、もともと独立を考えられていたのでしょうか?

昔から考えていた訳ではありませんが、前職の某大手企業の子会社で働いていた時に、自分がやりたいことをやるには、自らリスクを取らないと結局は100%好きなようにやれる事はないんだと思ったことがきっかけです。
元々はナンバー2のような中間ポジションが自分には合っていると思っていましたが、社長を目指している人はナンバー2のポジションも難なくこなせると思いますし、そもそも下のポジションを目指すのではなく、最上位を目指す目線の持ち方と行動を教えられたことを覚えています。

これまでの経営において危機などはありましたか?

東日本大震災以降、世間は急速にスマートフォンに乗り換えられていったのですが、我々はまだガラパゴス・ケータイへのコンテンツ提供で収益を上げていましたので、即座にスマートフォン事業に乗り換える経営判断ができなかったことです。
慌てて会社としてあらゆる方向に種を撒いた事で、リソースも薄まり、各事業も広がらずに悪循環になったことで、事業と人材のスリム化をはかり立ち上げ直しました。そうすることで組織が骨太になり、約1年間でV字回復をする事ができました。

それらのことが、現在の成長につながっているのでしょうか?

やはり人材の力は強いということを学びましたね。
中小企業は人材採用が弱くて妥協することもありますが、結局自分たちの首をしめることに気付かされましたね。人材の採用と教育、それにモチベーションの維持に妥協してしまい、活躍が一切出来ない社員が産まれてしまうと、その人間のために無理やり仕事をつくるという経営上、非常に無駄な事が発生するようになりました。
本来は、たくましい人材を獲得しなければならないですし、特にそこにたずさわる人たちが長く働き給与を上げていくためには、誰か個人のために仕事を作るのではなく、普遍性のある事業そのものをつくることが我々経営者の役割だと改めて再認識しました。
そのため、人材採用の手法を変え、事業もコンテンツから経済活動の根本になる購買行動に関わるモノ(物品)の販売に変化してきました。

それから、現在の「中国越境EC」を事業化したのですね。

そうですね、もともと日本のいいものを世界に広めていくことをしたかったことも大きなきっかけとなっています。
20代の頃から海外を訪れることが多く、現地の人からその国の良いモノや場所についてオススメされることが多く、もっと日本のことも自慢したい、良いところを伝えたいと思ったのです。
日本の良いモノが何か考えた時に、エンターテイメントコンテンツは素晴らしいと考えたので、それらを伝える事業をやろうと創業しましたが、コンテンツからモノに転換をしてきました。
なぜ中国かというのは、現在の副社長である大島と以前の会社で一緒に働いていたのですが、将来中国で事業をやろうと話していたことがきっかけとなり、当社に参画してくれることになったからです。彼は中国語がネイティブで話せましたので、こればっかりは縁ですよね。

現在の事業にリソースを集中化するにあたり、どのような点を強みとしているのでしょうか?

メーカー様側に軸足を置き、メーカー様が必要としている中国での販売機能の全てを提供している点です。
商品選定の軸としては、「安心・安全・独創性」と呼んでいますが、購入者が買いたくなるストーリーがあるかどうかであり、どういった人に商品以外のプラスのものを提供できるかだと考えています。
メーカー様に代行してECサイトの運営も行っていますが、ただ売るだけではなく、ツールの制作や戦略立案、プロモーションも提案していますので、一気通貫した提案がご評価いただけています。
また、我々は「成功ブランディングの機能化」をはかっており、当社の成功体験から独自の手法を作り上げ、中国の知見を強みとするだけでなく、当社自身もメーカー様と共に在庫リスクを取った上でセールス機能とブランディング機能をシームレスに繋げて成功のスパイラルを起こしています。

今後、目指していることはありますか?

日本から中国に進出したいというもっと多くのメーカー様とお付き合いしていきたいですね。「日本の良いものを自慢すること」をかかげていますので、進出したいという企業を成功させるためにも支援していきたいですし、そのために販売網を強化し、採用にも力を入れ、「中国といったらアイディール」と認知されるようになりたいです。
また、当社の企業フィロソフィーは「価値を創る。」ですが、中国に進出して良かった「価値」、中国の消費者からすると使ってよかった「価値」、また世界における日本の「価値」を高めていきたいと考えています。
僕は個人的に日本そのものを感覚として国家というより「地元」として捉えていますが、地元である日本が元気がなくなることは単純に寂しいですし、日本に住んでいる中国の方で日本を気に入ってくれている人も多くいますので、そういった方々にも日本をより一層好きになってほしいと思っています。

それらのことを、どのような方と実現していきたいですか?

日本のことを世界に広めていきたいという想いで、世界に目を向けている方ですね。また、採用面では「論理的思考、行動力、感受性」を大事にしていますが、特に感受性の部分は消費者がどのように捉え、その状況をどう感じて考えられるかが感受性だと思いますので、そういった部分をもっている人と仕事をしていきたいですね。

最後にメッセージをいただけますか。

独立や起業をするということは、簡単なことではなくて、やっぱり苦しいことも多いと思いますので、それらを楽しむことが出来るかどうかだと思います。
やりたいことが明確でそれをやれる能力があるのであれば、そういった方々はやはり独立して社会にインパクトを与え、ビジネスをつくっていくために挑戦すべきだと思っていますし、その上で成功させて欲しいと願っています。

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https://ideal-inc.com/