株式会社 コシヤマ
代表取締役 腰山 幹太

1997年生まれ 秋田出身
大学卒業後、実家が経営する会社の後継として入社。
秋田杉を使用したドアの開発に携わる。

大学卒業後この業界に挑戦した理由を教えてください

元々は東京で旅行業界に携わりたく、大学へ進学していました。しかし、コロナウイルスの蔓延や、就職活動の時期に父が病気で倒れてしまった事などがきっかけで、秋田に戻って働く決意をしました。それ以外にも、秋田杉を使った玄関ドアの開発をしようとしていて、とても面白そうだったので、この業界に挑戦したいと思いました。

秋田杉を使用した玄関ドアの開発事業はいつ頃から始められたのでしょうか?

私が入社してすぐ始まり、今年で3年目になります。過去2年間は、開発に時間を費やし、今年ようやく4月1日から販売が開始することができました。
また、販売開始に至るまで、東京ビックサイトへの展示や、新聞・メディアにも取り上げて頂き、沢山の方に認知していただいたお陰で、無事に販路拡大する事が出来ました。

販売に至るまでの苦労などはありますか?

まずは、木の勉強から始まり、ドアの構造や製造・販売についての細かいルールや知識などを学ぶのが大変でした。また、製造においてはどんな技術を用いて、秋田杉のドアに耐久性を持たせるのかをすごく悩んだ時期もあり、周りの方々にアドバイスを頂きながら、約2年半試験を重ねて、ようやく作り上げました。

秋田杉のドアを今後どのように展開していきたいですか?

今回、初めて秋田杉のドアで防火認定を取得したことにより、首都圏や住宅密集地にも販売できるようになりました。また、住宅はもちろん美容室やアパレルショップなど店舗向けのバリエーションも増やしました。今後も様々なニーズに合わせて展開していきたいと考えています。

同世代の若手の経営者へ向けてコメントをいただけますか

自分がやってみたいと思うことは初めから限界を決めず、とことん突き詰めてチャレンジすることが大切だと思います。
事業をやってみたいけど何を始めていいか分からないという方は、まず国や県、市の制度を調べてみて、少しのことから初めてみてはいかがでしょうか。

「株式会社コシヤマ」を詳しく知りたい方はこちら
http://www.wk-koshiyama.co.jp/